おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
参考:今週のおもなできごと(2018.1.1-1.18)
[アメリカ]
・11日アメリカ・オバマ前政権の核政策担当者が、トランプ政権のNPR(核戦略見直し案)を公表。今後5~10年のアメリカの政策指針となる政府報告書。核兵器の運用の大幅拡大が検討されており、小型の戦術核開発を推進し、新型の潜水艦への搭載も検討。また、「非核兵器での攻撃で米国の市民・インフラが傷ついた場合でも」核攻撃を検討する条件となりうる、としている。
・4日アメリカ・トランプ大統領と韓国・文大統領が電話会談。2月9日からの平昌五輪の期間中は米韓合同演習を行わない方針を確認。陸上演習が、交通渋滞などを起こすことを懸念する、韓国側の要請によるもの。
・15日PLO評議会はアメリカが仲介する和平交渉を拒否すると決定。16日、アメリカは制裁措置として、国連パレスチナ難民救済事業機関に対する1億2500万ドル(138億円)の供出金のうち6500万ドルを凍結。
・4日アメリカはパキスタンに対し「テロ対策が不十分」であるとし、治安対策支援の13億ドル(1465億円)の予算を凍結。この他、パキスタンの軍事装備品購入予算2億5500万ドルは、すでに凍結されている。
・17日アメリカはシリアへのIS掃討後も米軍の無期限駐留を決定。オバマ政権がシリアに介入しなかったことが混乱を生んだことを踏まえた。また、イランを名指しで「米軍の撤退により、イスラエルの破壊を狙うイランの立場が強化される」と表現。シリアは国家主権の侵害であると反発。
・13日アメリカ・ハワイ州でミサイル攻撃の誤警報。州職員がシステム・チェックを行った際に誤操作したもの。市民がツイッターで警報の画像をつけた投稿を大量に拡散したため、避難する車での渋滞などが各地で発生した。
[日本]
・10日小野寺防衛大臣はアメリカ・ハワイ州カウアイ基地でイージス・アショアの実験施設を視察。導入目的を、これまでの政府説明であるICBM対策だけでなく、「巡航ミサイルなどミサイル防衛に総合的に活用」するとした。巡航ミサイルは、現在中国が開発を進めている。
・18日オーストラリア・ターンブル首相が来日。陸上自衛隊の習志野演習場で「特殊作戦群」の演習を見学。陸自が導入しているオーストラリア製の特殊装甲車に、安倍首相とともに同乗。今年日本で開催予定の空軍と航空自衛隊の共同訓練をはじめ、安全保障協力の強化を確認。
[在日米軍]
・18日防衛省は普天間基地に隣接する小学校上空を米軍のヘリ3機(AH1、UH1)が飛行したことを確認。同小学校には12月13日にヘリコプターのドアが落下し、沖縄県と防衛省は小学校上空への飛行停止を求めていた。米軍は飛行したことを否定。
[中国]
・11日中国海軍の潜水艦(潜航状態)と海軍のフリゲート艦が尖閣諸島周辺の接続水域を航行。国際法上は認可される行為だが、外務省は中国大使に「緊張を高める」として重大な懸念を伝えた。潜水艦は12日に公海上で浮上し、中国国旗を揚げた。
[韓国/北朝鮮]
・9日韓国・北朝鮮国境の板門店の施設「平和の家」で、南北閣僚級協議。議題は北朝鮮の五輪参加が中心。南北関係は「対話と交渉を通じて解決」する方針を確認したが、一方で、北朝鮮は核・ミサイル開発の路線変更の意志がないことを主張。15日、北朝鮮の芸術団の派遣での実務協議が行われる。17日次官級事務協議が行われ、五輪の開会式での合同入場、女子アイスホッケーでの合同チームでの参加が決定。韓国世論は反発も。