日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもな出来事(2018.5.1-16)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.5.1-16)
・2日ストックホルム国際平和研究所が2017年の世界の軍事費が冷戦後最大の1兆7390億ドル(前年比1.1%増)であると発表。1位がアメリカ、2位は中国、日本は8位。世界の人口で割ると一人当たり230ドルに相当する。
 
・4日パレスチナヨルダン川西岸地区を代表するPLOの議長に、パレスチナ民族評議会の決定によりアッバス氏が再選される。
・14日アメリカ大使館がエルサレムに移転。式典には各国駐イスラエル大使86ヶ国のうち、23ヶ国が出席。日本は出席しなかった。パレスチナ側のデモに対してイスラエル軍が発砲。60人以上が死亡。
・15日トルコがイスラエル大使を国外追放し、駐イスラエル大使、駐アメリカ大使を召還。パレスチナが駐アメリカ大使を償還。
・16日グアテマラが駐イスラエル大使館をエルサレムに移転。パラグアイホンジュラスルーマニアが移転を検討。
 
[イラン]
・8日アメリカ・トランプ政権がイランとの核合意を離脱、対イランの制裁を再開する方針。核合意は2015年にイランと6ヶ国で締結されたもので、ウラン・兵器級プルトニウムを15年間生産せず、貯蔵する濃縮ウランを削減、核査察を受けるなどの内容。これまでイランは合意を遵守してきたとするEU、中国、ロシアはアメリカを非難。サウジアラビアバーレーンイスラエルなどがアメリカを支持。イランは他の5ヶ国と合意を維持することを表明。
・8日シリア・ダマスカス近郊のイラン革命防衛隊の武器庫にイスラエルのミサイル2発が着弾。アサド政権は9人死亡と発表。イスラエルはコメントせず。
・10日イスラエルはシリアのイラン革命防衛隊の拠点から、イスラエル占領地であるゴラン高原にロケット弾20発が発射されたと発表。イランが直接攻撃をしたとすれば初めて。イラン側は否定。同日イスラエルはシリアのイラン拠点に対して報復空爆を行い、23人以上が死亡。
 
・6日レバノンで総選挙。シーア派ヒズボラが躍進。レバノンシーア派スンニ派キリスト教マロン派の挙国一致内閣を取っているが、ヒズボラと協力関係にあるキリスト教系の政党で議会過半数を占めることになる。ヒズボラは同じシーア派のイランとつながりが深い。
 
・9日日中韓首脳会談が東京で2年ぶりに開かれる。朝鮮半島非核化を進展させることで合意。
・9日北朝鮮がスパイ容疑で拘束していた3人のアメリカ人を解放。北朝鮮の報道では「恩赦」とされている。
 
・13日中国が初となる国産空母が大連から試験航行に出航。全長315m、総排水量5万トンクラス。出航はテレビ中継もされ、これまでの中国の軍事開発の秘密主義と異なり、成果を強調するものとなった。
 
・12日フランス・パリの中心部の繁華街で刃物によるテロ。1人が死亡。ISが犯行声明。
 
・13日インドネシア・スラバヤで子どもを含む一家6人による三つのキリスト教会に対する自爆テロ。父親はIS系のJADのスラバヤ地区指導者。
・14日スラバヤの警察施設に対するバイク爆弾によるテロ。
・16日スラバヤの警察本部に4人が車で突撃し、刃物による襲撃。警官1人を車ではねて死亡させる。

今週のおもな出来事(2018.4.10-4.30)

「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.4.10-4.30)
[韓国/北朝鮮]
20日北朝鮮が豊渓里核実験場の廃棄と、ICBMの試射の中止を宣言。「我々はいかなる核実験、ミサイル発射も必要なくなった」と金委員長が発言。
・23日韓国・慶尚北道のTHAAD暫定配備基地で、道路封鎖を行っていた200人程度の市民を排除。これまで空路搬入していた資材を陸路搬入開始。
・27日南北朝鮮の国境である板門店で金委員長と文大統領が会談し、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」に署名。「完全な非核化」の文言が盛り込まれ、今年中に休戦協定を平和協定に転換し、朝鮮戦争終戦すること、一切の敵対行為を全面中止する、という内容。
 
[国内]
・16日永田町の路上で夜間にジョギングしていた自衛隊統幕指揮通信システム部所属の30代の三佐が、民進党議員に対して「おまえは国民の敵だ」などと罵る。のちの調査で、自衛官は「国民の敵」という言葉を使ったことは否定。
・17日安倍首相が訪米し、18日トランプ大統領と会談。北朝鮮への対応が対話路線に転換することに了承し、米朝会談で拉致被害者問題を議題に乗せることを約束された。
・18日熊本空港に米海兵隊普天間基地所属の多用途ヘリUH1と攻撃ヘリAH1が、機体不調の警告が出たために予防着陸。
20日小野寺防衛大臣が訪米。19日の衆参両院議院運営理事会では、立憲、民進党イラク日報問題が未解決であることなどを理由に渡航を了承せず。国会会期中の閣僚の海外渡航は議院運営委の了承が慣例となっている。
・21~28日海上自衛隊イギリス海軍フリゲート艦が関東沖で初の共同訓練。対潜水艦訓練や、洋上での給油手順の確認などを行った。
・25日奄美空港普天間基地所属のオスプレイ2機が、警告灯の点灯があったとして緊急着陸
・27日防衛省ヘリ空母いずもの空母化のため昨年4月から建造会社であるジャパン・マリン・ユナイテッドに委託していた「能力向上に関する調査研究」結果を公表。甲板から米軍のF35B戦闘機が垂直着艦することを想定した研究であることが判明。
三沢基地所属の米空軍第35戦闘航空団が飛行訓練で日本の航空法の最低安全高度である150mを下回る飛行をしていた。4月2日にネットに投稿されていたものを確認したところ、米軍が認め、5月1日に青森県は再発防止を要請。
 
[中国]
・10日尖閣諸島沖に中国軍のものと思われる無人機が確認され、自衛隊が緊急発進。
20日与那国島沖350kmの公海上で中国軍空母・遼寧から戦闘機が発着するのを確認。同海域での戦闘機発着は初めて。
・26日、3月中旬から演習を行っていた遼寧が青島に帰港。
 
・21日東グータ地区に国連の化学兵器禁止機関が査察に入る。当初は16日に入る予定だったのが、アサド政権軍から「安全上」立ち入りを認められず延期。17日に警備職員が銃撃にあったため、18日の予定を再延期した。
 
・22日アフガニスタン・カブールと北部バグランの2件で、国政選挙の有権者登録所が爆発63人以上が死亡。ISが犯行声明。
・30日カブールで情報機関に対する自爆テロ。29人以上が死亡。ISが犯行声明。同日、カンダハル近郊で駐留部隊の車列に対して爆破テロ。近くの宗教学校の生徒11人以上が死亡。犯行声明は出ていない。
 
・22日イエメン北西部で結婚式会場に空爆。20人以上が死亡。フーシに対して空爆を続けているサウジアラビア等の有志連合による攻撃か。
 
・3月30日から5月15日までの6週間、パレスチナガザ地区ではパレスチナ難民の帰還を求める大規模なデモが行われる。3月30日は1976年のイスラエル土地収用に抗議したパレスチナ人殺害された「土地の日」であり、1975年がイスラエルが建国された、パレスチナ側にとっては「大破局」とされるナクバ。30日のデモにはイスラエル軍が発砲し、デモ参加者13人以上が死亡。
・4月6日ガザでのデモにイスラエル軍が実弾発砲。8人以上が死亡。
・25日までに40人以上が死亡。
・安倍首相はゴールデンウイーク期間にイスラエルパレスチナ両国を訪問する計画。

今週のおもな出来事(2018.3.29- 4.14)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.3.29- 4.14)
[シリア/アメリカ/ロシア]
・1日シリア東グータ地区で抵抗していた反体制派「イスラム軍」などがシリア北部への撤退に合意。アサド政権軍が同地区を掌握。2月中旬から激化した戦闘により、1600人以上が死亡している。3月中旬に12000人以上が脱出したが、いまだ6万人の住民が残されており、4000人の戦闘員がとどまっている。
・6~7日東グータ地区のドゥーマにアサド政権軍とロシア軍が空爆。48人以上が死亡。化学兵器使用の可能性があり、住民側は子どもなどが口から泡を吐いていると報告。
・政権側は、ドゥーマには「イスラム軍」の拠点があり、ダマスカス中心部に対する迫撃砲による砲撃で15人が死亡した、と発表。
 
・9日アメリカ・トランプ大統領はシリアの化学兵器使用に対し、軍事行動を含めた対応を検討していると発言。
・13日アメリカ・イギリス・フランスがシリア国内の3拠点にミサイル攻撃。米軍は地中海に展開する艦船・潜水艦、B1戦略爆撃機からの巡航ミサイル85発。イギリスは戦闘機4機からホムス西方の化学兵器貯蔵施設に対して巡航ミサイル攻撃、フランスは地中海に展開するフリゲート艦からの攻撃。アメリカ・トランプ政権は事前に議会承認しないまま、攻撃に踏み切った。
・14日ロシアはシリア攻撃に対し、ダマスカス内外で103発のミサイルのうち71発を迎撃したと発表。
・14日国連安保理でロシア主導で、米英仏の攻撃は「シリアに対する武力侵略」という非難決議案が出される。
・14日安倍首相は英米仏の攻撃について「決意を日本政府として支持する」と表明。
 
・3月29日イギリスでロシアの元スパイが神経剤ノビチョクと推定される暗殺攻撃で重体となっている事件で、アメリカ、EU14ヶ国がいっせいにロシア外交官を追放したことに対し、ロシアが報復でアメリカ外交官60人を追放。31日さらにイギリス外交官50人を追放。
 
[国内]
・4月2日防衛省が昨年の国会答弁で「ない」としてきた、イラク派遣の際の陸上自衛隊日報が、保管されていたと発表。2004~06年分の約14000ページ。陸自研究本部が発見したものが1月12日に陸幕に報告され、陸幕衛生部も31日に報告。小野寺防衛相への報告は3月31日だった。研究本部は昨年南スーダンPKO日報が問題になったときも、データを保管していた部署。
・4日同日報は昨年3月に存在を把握していたことが判明。3月は南スーダン日報問題での特別防衛監察が実施されていた。
・6日内部調査の結果、2003~2009年のうち3日分のイラク派遣日報が、航空幕僚監部と、運用支援情報部に保管されていたことが判明。
 
・9日2012年7月16日から17年5月24日分の南スーダンPKO派遣日報が防衛省情報本部であらたに発見される。情報公開請求に対し、16年12月の国会で「不存在」と回答された16年7月7日から12日分も含まれていた。「戦闘が生起した」と書かれた9日の前日分は、ファイル名「[注意]日本隊日報第1636号(8日)(金)」となっていた。
 
・3日在日米空軍横田基地オスプレイCV22の緊急配備が決定したと発表される。当初17年後半の予定が一度延期になり、19年10月の予定だったが、今年の夏からの運用開始に変更。3日には横浜ノースドックにコンテナが到着し、4日に陸揚げ。5日には飛行して横田に到着した。福生市をはじめとする周辺自治体からの訓練計画やルート、配備の理由についての問い合わせにも説明はなし。
・10日横田基地から700mの羽村市立の中学校のテニスコートに、訓練中の米軍のパラシュートが落下。C130輸送機から降下訓練中に絡まったものを切り離したもの。11日米軍側は中学校を訪問して謝罪。12日から訓練再開。
 
・安保法制に基づく、日米物品役務相互提供協定による自衛隊の新任務である米軍への補給は、17年4月の発効から12月までに、日本海などでミサイル警戒にあたるイージス艦に17回、5536キロリットルの燃料補給を行ったことが判明。
 
[北朝鮮/韓国]
・4月1日韓国で、米韓合同軍事演習がはじまる。1日から4週間の野外機動演習「フォール・イーグル」と、4月中旬から5月初旬の半島有事の際の増援を想定した「キーリゾルブ」を予定。米韓両国は「例年どおりの水準」と発表。北朝鮮は3月の韓国特使との会談で、演習には「理解を表明」しており、今回は非難声明を出さず。
・1日平壌で韓国芸術団とテコンドーの試技団の公演が行われる。金委員長夫妻は芸術団を観覧し、アイドルグループらと面会。また、北朝鮮を訪問したIOCバッハ委員長に対し、東京五輪への参加を表明。
・3月31日河野外相が高知での講演で「北朝鮮は次の核実験の準備を一所懸命やっている」と発言したのに対し、2日アメリカ・ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮研究グループ「38ノース」が、疑問を表明。「活動は減少しており、発言は裏づけできない。いつの画像を元にしているのか」。
・また、中国外務省は「対話で解決するという努力の足を引っ張る」と批判。
・3日河野外相は「様々公開されている情報で核関連施設の活動は続いている」と反論。
・5日韓国空軍のF15K戦闘機が国内山中に墜落。乗員2名のうち1名の死亡確認。
 
・3月30日から5月15日までの6週間、パレスチナガザ地区ではパレスチナ難民の帰還を求める大規模なデモが行われる。3月30日は1976年のイスラエル土地収用に抗議したパレスチナ人殺害された「土地の日」であり、1975年がイスラエルが建国された、パレスチナ側にとっては「大破局」とされるナクバ。30日のデモにはイスラエル軍が発砲し、デモ参加者13人以上が死亡。
・4月6日ガザでのデモにイスラエル軍が実弾発砲。8人以上が死亡。
 
・12日中国が南シナ海で「最大規模」と呼ばれる洋上演習。習主席が閲兵。空母「遼寧」など48隻が参加。
・13日台湾軍の洋上演習を、蔡総統が就任以来初の閲兵。潜水艦など20隻規模。

今週のおもな出来事(2018.3.15-3.31)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.3.15-3.31)
・15~17日北朝鮮外相がスウェーデン訪問。スウェーデン首相と核開発放棄について会談。アメリカ大統領との会談の決定について、外相は記者団の質問には応じず。北朝鮮国内でも、従来のアメリカを敵国とした国民に対する教育と矛盾するため、いまだ公式に発表はなされていない。
北朝鮮咸鏡北道・豊渓里の核実験場を管轄する第19連隊から4個大隊のうち2個大隊が移動。実験場閉鎖に向けての縮小か。5日の南北会談で、韓国特使に対して金委員長は「軍事的脅威が解消され、体制の安全が保証されれば、核を保有する理由がない」と語っている。北朝鮮は予定されるアメリカとの首脳会談で核開発放棄とひきかえに、平和協定の締結を要求する見通し。
・26日金委員長が中国を電撃訪問し、習主席と首脳会談。核問題について、対話による平和的解決を進めることを確認。北朝鮮は、2月からの中国の訪問要請に応じてこなかったが、今回は秘密裏の訪問で、金委員長の帰国後まではいっさい公式な発表はなされなかった。
・31日河野外相が高知での講演で「北朝鮮は次の核実験の準備を一所懸命やっている」と発言。
 
[国内]
・22日自民党憲法改正推進本部が9条改憲案は安倍総裁の案をもとに条文の取りまとめに入ることを決定。
・25日自民党大会で安倍総裁は「憲法改正に取り組むときが来た」と演説したが、改憲4項目の条文案は披露されず。森友学園に関する文書捏造問題で、今国会での発議を見送る可能性が高い。
 
・今年の秋導入される陸上自衛隊オスプレイ木更津駐屯地に暫定配備されること確定。今年2月の佐賀県での墜落を受け、佐賀空港受け入れに地元の拒絶が強いため。オスプレイは年末に発足する水陸機動団の輸送手段として導入の予定。
陸上自衛隊朝霞駐屯地などに全国5つの方面隊を一元的に指揮する「陸上総隊」を180人規模で発足。一部は座間駐屯地に置かれ、日米間調整を行う。
 
[シリア]
・18日シリア・クルド人地区アフリンに対して越境攻撃を展開しているトルコ軍が地区の中央部を制圧。クルド人政党の武力組織であるYPG人民防衛隊からは大きな抵抗はなし。
 
・21日イスラエルが、2007年にシリアの「完成間近の原子炉」を空爆したと画像を公開して公式発表。シリアとイランの接近を牽制するためとして「イスラエルの存在を脅かす能力の構築は許さない」と声明。シリアは原子炉があったことは否定している。
 
・23日アメリカ海軍のイージス艦が「航行の自由作戦」で、中国が領有権を主張する南シナ海・スプラトリー海礁周辺の公海を通過。
・22日中国が政権を支持しているモルディブが、45日ぶりに非常事態宣言を解除。野党の依頼によりインドが艦船を派遣。
・22日アメリカ・トランプ政権はマクマスター大統領補佐官・国家安全保障担当を解任。後任のボルトン国連大使は対イラン、対北朝鮮の強硬派。ブッシュ政権ではイラク戦争開始を主張した。
 
・25日サウジアラビアの首都リヤドや南部ジゲンなどにイエメン・フーシが発射した弾道ミサイルが着弾。7発を迎撃したが、破片で一人が死亡。フーシはリヤドの国際空港などを狙ったとしている。
 
・15日国連安保理南スーダンへのPKO派兵の一年延長を決定。停戦合意を遵守させるためで、予定は2019年3月15日までとなる。
・イギリスでロシアの元スパイが神経剤ノビチョクと推定される暗殺攻撃で重体となっている事件で、アメリカ、EU14ヶ国がいっせいにロシア外交官を追放。イギリスはすでに23人を追放し、ロシアは報復でイギリス外交官を追放。

今週のおもな出来事(2018.3.1-3.15)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.3.1-3.15)
内閣府世論調査で「日本が戦争に巻き込まれるおそれがあるか」の設問に対し、「ある」「どちらかといえばある」が過去最高の85.5%に。前回調査の2015年から10ポイントのアップ。また、自衛隊に期待する役割は、災害派遣が79.2%。防衛力強化について「今のままでよい」が60.1%。
 
[米韓/北朝鮮]
・5日北朝鮮平壌に特使として派遣されている韓国国家保安室長が金主席と会談し、以下の合意を引き出す。
・4月末板門店で第三次南北首脳会談を実施。
・両国間のホットラインの設置。
北朝鮮は米国と非核化に向けて対話の用意がある。
・対話が持続される間、核・ミサイルの戦略挑発の再開はしない。
・核・通常兵器を南朝鮮(韓国)に対して使用しない。
・この合意に対して中国は「韓国特使団の成果を歓迎する」、ロシア「半島情勢が氷点から甦った」と報道。
 
・8日北朝鮮に派遣された保安室長が訪米し、トランプ大統領と会談。その場でトランプ大統領と金主席の首脳会談が決定。
・9日トランプ大統領は中国・習主席と電話協議。習主席は「政治的に解決する積極的意欲を称賛する」と評価した。
・9日安倍首相と電話協議。日本は「北朝鮮IAEAの査察を受け入れるなど、核開発の放棄に関して具体的な行動をとらない限り対話に応じない」という方針を変更していない。トランプ氏の首脳会談について、日本との事前協議がなかったため、安倍首相は4月に急遽訪米を決定するが、国会での森友問題の紛糾によって日程が延期に。
 
[国内]
・2日参議院予算委員会で小野田防衛相はヘリ空母いずもを戦闘機搭載可能に改装する計画についてF35B戦闘機の搭載を研究していることを答弁。憲法との整合性については「きわめて大きな破壊力を有する爆弾を積む攻撃型空母は許されない」としたのみで、空母全般については言及せず。
・5日、先月27日に沖縄・嘉手納基地所属の米空軍F15戦闘機がアンテナを落下していたことが、外務省に連絡があり判明。落下地点は不明。
・6日沖永良部分屯基地所属の航空自衛隊輸送ヘリCH47Jが飛行中に森林にドアを落下。
・7日在沖縄米海兵隊は、昨年12月に同小学校校庭にCH53Eヘリの部品が落下したことから、日本政府や県が要求している、小学校上空の飛行停止について「絶対飛ばないと保証はできない」と回答。天候などの理由で、機体に危険が生じた場合はルート変更がありうるとした。2月に小学校上空を、海兵隊ヘリMH60が通過、米軍も飛行を認めた。1月にも日本政府はヘリの通過を確認したが、米軍は否定している。
・政府は沖縄本島に地対艦誘導ミサイルSSM部隊の配備を検討。宮古・石垣・奄美には配備決定済み。
・2016年に起きた嘉手納基地所属の米軍属による女性殺害事件の裁判で、1月に那覇地裁が出した賠償命令について、被告は支払い能力がなく、アメリカ政府も支払いを拒む。被告は基地内で勤務していたが、軍人ではなく、民間企業に所属していたため。外務省・防衛省は引き続き在日米軍に支払い要請を続けている。
 
[アメリカ]
・5日アメリカ海軍の原子力空母カールビンソンがベトナム・ダナンに寄港。ベトナム戦争後初。地域での影響力を強める中国を牽制する狙い。
・5日イスラエル・ネタニヤフ首相が、ユダヤロビー団体「米・イスラエル公共問題委員会」の招きで、アメリカを訪問。首脳会談でトランプ大統領は、大使館をエルサレムに移転するときは訪問すると約束。ペンス副大統領は委員会で「イスラエル大義は我々の大義であり、イスラエルの戦いは我々の戦い」と語った。
・13日トランプ政権のティラーソン国務長官が解任される。イランとの核合意についてトランプ大統領が離脱を検討していることに不満を持ち、「バカ」と発言。また、北朝鮮に対して対話路線を主張していたが、トランプ大統領から「時間の無駄」と否定されていたが、今回決定した北朝鮮との会談についてトランプ大統領は「彼は関与していない」としている。
・新国務長官には元CIA長官のポンペオ氏が任命される。イラン、北朝鮮に対して強硬的発言を繰り返し、トランプ大統領が肯定するテロ容疑者に対する拷問にも携わった人物。
 
・13日パレスチナ自治政府(ヨルダン川西岸地区)のハムダラ首相が、ガザ訪問中に車列を襲撃される。
 
[シリア]
・1日シリア・クルド人地区アフリンに対して越境攻撃を展開しているトルコ軍は、空爆でアサド政権側民兵14人を殺害。
・シリア国営テレビのニュースが、政権軍が反政府組織に対して攻撃を行っているダマスカス近郊の東グータ地区で、反体制派が負傷者に赤い塗料を塗っている場面を放送し、「負傷者は反体制派のでっちあげ」としたが、パレスチナガザ地区での医療訓練の画像を使っていたことが発覚。
・4日東グータ地区にアサド政権軍の地上作戦が本格化。政府は25%以上を制圧したと発表。
・6日シリア国内のロシア空軍基地でAN26輸送機が事故で墜落。32人が死亡。
・15日東グータ地区から12500人以上が避難。
 
・2日ブルキナファソの首都ワガドゥグで、フランス大使館や軍本部などが武装勢力による大規模を受ける。市民を含む28人以上が死亡。
・6日スリランカ中部キャンデイで仏教徒によるイスラム教徒襲撃が激化し、大統領が非常事態宣言。2011年の内戦終結以来初。

今週のおもなできごと(2018.2.17-28)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもなできごと(2018.2.17-28)
[国内]
・17日大阪・陸上自衛隊八尾駐屯地のヘリコプターUH-1Jのリベット頭部部品が紛失していることが発覚。飛行中に落下か。
・沖縄・米軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校上空を、海兵隊ヘリMH60が通過、米軍も飛行を認めた。昨年12月に同小学校校庭にCH53Eヘリの部品が落下。日本政府・沖縄県が、小学校上空の飛行の中止を求めている。1月にも日本政府はヘリの通過を確認したが、米軍は否定した。
・政府は沖縄本島に地対艦誘導ミサイルSSM部隊の配備を検討。宮古・石垣・奄美には配備決定済み。
 
[シリア/トルコ]
・18~20日シリア・東グータ地区にアサド政権軍が空爆、市民373人以上が死亡。たる爆弾やミサイルなどが使用され、医療施設に対する空爆もたびたび行われた。同地区には市民40万人が残されている。
・20日クルド人地域の北西部アフリンに対し、越境攻撃を行うトルコ軍に対し、クルド人勢力と共闘するため、シリア政権側民兵シリア民主軍が進撃し、衝突。トルコ側から砲撃。21日シリア民主軍2人が死亡、トルコ軍兵士32人が死亡、シリア側市民176人以上が死亡。
・24日国連安保理はシリア全域で人道支援・民間人退避のため30日の停戦を求める決議を採択。即時停戦の発効を求めたが、25日アサド政権軍による東グータ地区に対する空爆、14人以上が死亡。塩素ガス使用の可能性も。
・24日チェコプラハクルド人勢力PYDの元共同代表が拘束され、指名手配を行っているトルコと引渡しの交渉に入る。
 
・17日パレスチナ・ガザとイスラエルの境界線で爆発、イスラエル兵4人が負傷。イスラエルパレスチナによるテロとして戦闘機や装甲車で報復攻撃、パレスチナ市民2人以上が死亡。
・18日ロシア南部ダゲスタン共和国で、ロシア正教の協会に銃撃、5人以上が死亡。ISが犯行声明。
・18日イラクキルクークシーア派民兵組織の拠点を武装襲撃、27人以上が死亡。ISが犯行声明。
・19日イラン・テヘランスーフィズム(イスラム神秘主義)の信者による反政府デモで警官と衝突。デモ隊側がバスで突撃し、警官3人が死亡。
 
・27日中国の国有造船企業「中船重工」が今後の建造計画として、原潜、海中無人機と並び「海軍が2025年に目指す遠洋戦略の転換に向けて」「原子力空母の実現」を発表。HPに上げられたが、1日には原子力空母関連のみ削除された。

今週のおもなできごと(2018.2.1-2.10)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもなできごと(2018.2.1-2.10)
[アメリカ]
・2日アメリカ・トランプ政権がNPR(核戦略見直し)を議会提出。
SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、ICBM(大陸間弾道ミサイル)、ALCM(空中発射巡航ミサイル)を搭載する新型の戦略爆撃機の技術の発展。
・核使用の条件である「極限的な状況」の定義を拡大し、核兵器以外でアメリカや同盟国が重大な戦略的攻撃を受けた場合、テロリストによる核攻撃、なども含める。
・NPRの目的には「同盟国に安心感を与える」ことも含まれている。
・3日日本・河野外務大臣がNPRを「高く評価する」と談話。「核抑止と核軍縮は相反するものではない」と発言。
 
トランプ大統領はワシントンでの大規模軍事パレードをやりたいと発言。11月11日退役軍人の日の実施か。
 
[国内]
・1日米軍普天間基地の第一海兵航空団は、オスプレイを運用する「第265飛行隊」隊長の中佐を解任。オーストラリア・日本での事故の多発を受け。
・4日沖縄・名護市長選挙は、自民党が推す新顔の渡具知氏が、辺野古新基地反対を訴える現職・稲嶺氏を破って当選。選挙戦では辺野古新基地についての言及は少なく、裁判中であることを踏まえて「法に従う」立場。政府は、2010年から停止していた名護市に対する米軍再編交付金を再開することを決定。
・5日佐賀県陸上自衛隊目達原駐屯地に所属する2人乗りのヘリコプターAH64Dが民家に墜落。家にいた小学生が軽傷。飛行中からメインローターが飛び散り、制御不能になったため、周辺の他の民家などにも部昆落下で被害。弾薬は搭載していなかった。
・5日衆議院予算委員会で安倍首相は、改憲国民投票で、安倍首相案の自衛隊明記が否決されたとしても、自衛隊が合憲であることは変わらないと発言。
・1日ロシア・メドベージェフ首相は、北方領土択捉島の空港を軍民共用とする政令に署名。同島には2016年に地対艦ミサイルが配備完了している。
・6日ロシアが国後島で軍事演習。武装勢力が上陸した設定で2000人、攻撃ヘリなども参加。1週間の予定。
・9日沖縄・うるま市伊計島に米軍のオスプレイのエンジン吸気部品が落下。前日に飛行中落下したものが漂着したものとみられる。
 
・8日北朝鮮平壌で軍事パレード。ICBM火星15と思われるミサイルも登場。「軍事強国の威容を示した」と演説したが、核や米国本土攻撃能力については言及なし。
・10日韓国・平昌五輪にあたり、北朝鮮・金主席の妹・金与正氏ら高位級代表団が訪韓。文大統領と会談。
 
・3日イタリア・マルケ州でアフリカ系の人々6人に対して、車から次々に銃撃するテロ。4人が重傷。犯人はイタリア国旗を肩にかけ、ファシスト式の敬礼をしているところが目撃された。
・5日中国が地上配備中距離弾道ミサイルの実験に成功。
 
・10日イスラエルは「イランの無人機」が侵入したため、攻撃ヘリで撃墜したと発表。イランは否定。その報復としてイスラエルはシリア領内の軍事施設をF16戦闘機で攻撃したが、対空ミサイルで迎撃され、1基が墜落。
・10日インド・モディ首相が初のパレスチナ訪問。PLOアッバス議長と会談。
 
[シリア]
・3日シリア・イドリブ県でロシア空軍Su25が撃墜される。同地区ではアサド政権軍・ロシア軍と、反体制派との交戦が続いており、旧・ヌスラ戦線系の反体制派が携帯型地対空ミサイルで撃墜したと声明を出す。ロシア側は携帯型地対空ミサイルは「外部の協力がなければ入手不可」として、アメリカによる供与を指摘。
・4日サラキブで政権軍ヘリが塩素ガスを使用したと現地からの訴え。
・トルコのシリア・アレッポ県のクルド人勢力に対する越境侵攻が激化、1月20日~2月5日までに兵士947人を殺害、トルコ軍は15人が死亡。シリアからのロケット弾による反撃でトルコ側の住民7人以上が死亡、シリア側では市民68人以上が死亡。
・5日~6日、アサド軍がダマスカス近郊の東グータ地区を空爆、市民185人以上が死亡。空爆は激化し、11日までに260人以上が死亡。
・7日アサド政権軍が東部デリゾール近郊の反政府勢力との衝突回避ラインを越えて進軍。