日本は「戦争」すると思いますか?

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9/19~21民主主義をあきらめない!! 「国会前広場」/追加:安保法案採決へ

緊急!! トラメガorアンプをお持ちの方へ!!

安保法案強行採決後、連休になっても多くの市民が自発的に国会前に集まっています。が、特定の行動呼びかけがないため、トラメガがありません。19日・20日は「あじさいアクション」のトラメガがあったのですが、21日は今のところ誰もいません。機材をお持ちの方!!自発的に集まっている、ほんとうの個々人のみなさんの発言の場を提供するために、どうか国会前におはこびください。ちいさいスピーカーでもいいです。

 

連休中、国会前にお越しになるみなさんへ。

19日から21日は国会周辺での団体呼びかけによる行動は、19日朝の総がかり以降はありません。しかし安保法制の強行採決に怒り「誰もいなくてもいいから国会に行こう」と、足を運ぶ市民、ほんとうの個々人の市民の方たちが絶えることはありません。

19日、20日ピークの16時ごろには5~600人もの人が集まっていました。朝から暗くなっても、100人近い人がいる状態です。中にはデモには初めて来た、という方、連休になるまで来られなかったという方、北海道から沖縄まで、小さい子どもさんも含めて、多くの方が集まっています。

当初はプラカードを持って、座り込みのような状態でしたが、午後になって「あじさいアクション」のトラメガが到着すると、みんなが次々にマイクを取り、言いたいことを自分の言葉で語りました。シュプレヒコールも、コーラーがリードするのではなく、マイクを回して、300人以上の人が一回づつコール・リードしました。

20日はギタリストとサックス奏者も登場し、ボブ・マーレイの「バッファロー・ソルジャー」に合わせてスピーチやコールをしたり、踊る人もいて、安保法制にはみんな怒っているんだけれど、自分たちの民主主義を、国会の中ではなく、国会の前から実現していこう、という希望に満ちた集まりになりました。

おそらくこんな集まりは、これまで一度もなかった。オキュパイ・ウォールストリートや雨傘革命のような空間が、あの「民主主義が殺された」国会のまん前に出現したのです。

しかし21日は、上記のとおりトラメガ等の機材を持っている人の参加の見通しがありません。もちろんプラカードを揚げて座り込みをすることでもいいです。肉声ではちょっと大変でも、対話からスピーチに発展すれば、それはもっといいです(オキュパイ・ウォールストリートはたしか騒音規制でスピーカーが使えず、肉声の小集会があちこちで行われていたはずです)。

総がかりやSEALDsでもなく、誰の呼びかけでもなく、自発的に国会に足を運ばれる個人のみなさんに敬意を表します。民主主義はここからです。

(22日は反原連の行動が15:30からあります)。

 

 

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけは定期的にアップしていきます。今回は安保法案の参議院の最終攻防をまとめました。
 
参考:安保法案採決までの展開
・15日中央公聴会:野党推薦のSEALDsメンバーや元最高裁判事らを含む6人が陳述。「訴訟が起きても最高裁違憲判決をくださない」とした与党陳述人に対し「司法をなめたらいかんぜよ」と発言。
・16日午後横浜で中央公聴会:反対の市民らが会場を取り囲み、退出する鴻池参院特別委・委員長の車に対してシットダウン。機動隊が排除するまで30分程度の停滞を行った。
・16日次世代の党、日本を元気にする会、新党改革が安保法案に賛成投票をすることで合意。
・16日与党は特別委員会の最終回となる総括質疑の開会を宣言。地方公聴会の報告書の不備などを理由に深夜までずれこむ。野党は委員長室をピケで封鎖。鴻池委員長を閉じ込めた。
・17日朝、特別委理事会が開かれるされたが、部屋が突然変更される。特別委の再開が一方的に宣言され、野党は鴻池委員長の不信任を動議。委員長は佐藤理事(自民)に委託する、と通達。
民主党・福山議員が不信任の趣旨説明。
1:大臣などと首相の答弁が異なるなどの理由で衆参の特別委が111回づつ中断した。
2:集団的自衛権行使の具体例としていたホルムズ海峡の機雷掃海、米艦防護についての答弁が一転し、具体例がまったくなくなった。
3:自衛隊員の安全確保についての規定がない。
4:維新・民主が対案として出した「領域警備法案」についてまったく審議されていない。
5:違憲性についての説明が不十分。
・この趣旨説明から、野党はフィリバスターと呼ばれる演説引き伸ばし策に入り、各答弁を可能なかぎり延長しようとする。
・17日午後、不信任動議は与党の反対多数で否決。その直後から「総括質疑をする」として、野党も委員会の継続を了承し、着席。それと同時に委員長が法案の採決に入ると通達。野党が詰め寄るが、起立多数として法案は可決。騒然としたため委員長の発言は記録されず。安倍首相は退席。
・18日0:10から参議院本会議。野党は議長、中谷防衛相、安倍首相の問責決議を発動。各採決にともないフィリバスター、牛歩(記名投票の引き伸ばし)を行うが、与党は発言時間の制限を動議し、可決。また、牛歩戦術に対しては投票箱を途中で閉鎖。その後、野党各党は牛歩を中止したが、山本太郎議員だけは最後まで牛歩。
・18日16:30衆議院本会議。内閣不信任案が提出され、民主党の枝野幹事長が1時間45分にわたる趣旨説明。20時に否決される。
・18日20:30参議院本会議。鴻池委員長の問責決議。共産党の志井委員長、小西議員(民主)など、各議員がフィリバスター
・19日0:10参議院本会議で安保法案の採決がはじまる。各党の答弁を経たのち、記名投票。2:30可決。
 
・20日、政府は南スーダンで展開中の自衛隊の任務に、来年2~3月より「駆けつけ警護」を加えることを検討しはじめた。今回の安保法制の改定PKO法で成立したものだが、法律ができる前に自衛隊内で訓練や実施の計画が進められていることが、7月に内部文書流出により発覚し、国会で問題視されていた。