日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもなできごと(2016.12.27-2017.1.8)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけは定期的にアップしていきます(1~2週間に一回程度)。
 
参考:今週のおもなできごと(2016.12.27-2017.1.8)
・12月27日安倍首相が真珠湾オバマ大統領とともに慰霊式典に出席。安倍首相のスピーチは「寛容の心がもたらした和解の力」を強調し「未来志向」と称するもの。反省、謝罪の言葉や歴史認識についての言及はなし。オバマ大統領は「排他主義的な傾向に抵抗」など、トランプ次期政権を意識した内容。
・28日アメリカ・ケリー国務長官がワシントンで、イスラエルパレスチナ入植活動への非難の演説。23日の国連安保理決議(アメリカは拒否権を発動せず)を踏まえ、親イスラエルとされるトランプ次期政権を牽制したもの。トランプ氏はツイッターで「イスラエル、強いままでいてくれ」と発信。イスラエル・ネタニヤフ首相は緊急会見を開き「バランスを欠いた演説である」と非難。
・12月29日シリア停戦合意がなされ、30日に発効。今年3回目で、これまでは米ロ主導であったが、今回はアメリカ抜きでトルコ・ロシアが主導したもの。31日に国連安保理も支持することを全会一致で決議。IS、シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)は除外されており、クルド系は合意に不参加。
・31日イラクバグダッドの市場で爆発が二件あいつぐ。25人以上が死亡。2日サドル・シティーで自動車爆弾による自爆テロ。36人以上が死亡。どちらもシーア派を狙ったものとして、ISが犯行声明。 
・1日トルコ・イスタンブールの高級ナイトクラブで銃乱射。39人以上が死亡、過半数が外国人。犯人の男は逃走。ISが犯行声明。
・12月28日フィリピン・レイテ島の祭りの会場で爆発。34人が怪我。
 
・1月6日国際移住機関が、昨年の難民の統計を発表。地中海を経て欧州に入った難民は363348人、死亡・行方不明になった人数は5079人(全世界では7495人)。14年3279人、15年3777人から激増。
 
・1月6日沖縄・普天間基地オスプレイが事故原因となった空中給油を再開。
・韓国・釜山の日本総領事館前に、韓国の市民団体が設置した従軍慰安婦の象徴である「少女像」について、日本政府が抗議、駐韓大使の一時帰国、次官級による日中韓FTA協定の協議を延期。韓国国会では、「慰安婦」問題に関する日韓合意を支持しているのは与党のみ。300議席中201議席を占める野党は合意破棄や追加交渉、日本政府の謝罪を要求している。
 
・6日アメリカ・フロリダ州の空港で銃乱射。5人が死亡。犯人はイラク従軍経験のある元軍人。アメリカでは銃の機内持ち込みはできないが、荷物として預けることはできる。犯人は荷物カウンターで受け取った荷物に入れてあった銃に弾倉を装填して乱射した。
・7日シリア・アザズの裁判所前でトラックが爆発48人以上が死亡。ISが犯行声明。
・8日イスラエルエルサレムでトラックが歩行者に突っ込み、車から降りていたイスラエル兵4人が死亡。運転していたのは東エルサレム出身のパレスチナ人で、その場で射殺された。ネタニヤフ首相は「IS支持者の犯行」と断定。
 
・8日イランのラフサンジャニ元大統領が病死。82歳。イラン穏健派を代表する人物で、現在のロハニ大統領の後見人。核合意をはじめ近年の主要政策にも強い影響力を持っていた。イランは、現在イエメンで衝突しているサウジアラビアとは1年以上断交状態にあるが、ラフサンジャニ師の死去で強硬保守派が勢力を強めると、サウジとの融和はいっそう困難になると見込まれる。