おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
参考:今週のおもな出来事(2019.7.1-31)
[国内]
・26日防衛省は現行のP3Cの後継機となるP1哨戒機を、鹿児島県鹿屋基地に配備開始。これまでは海自厚木基地のみで22機を運用(13年から試験運用、15年から実動部隊配備)していたが、全国配備で70機の導入を予定。
[東アジア]
・23日日本海~東シナ海上空で中国・ロシアの爆撃機各2機が初の共同警戒監視活動。約11時間。日本・韓国・中国の防空識別権が入り組んだ空域であり、竹島付近でロシア軍機が2回韓国の防空識別権に侵入したとして、韓国軍が警告射撃。
・25日北朝鮮が東部元山から日本海に向けて飛翔体二発を発射。短距離弾道ミサイルか。飛距離は430kmと690km。北朝鮮の朝鮮中央通信は金委員長が「新型戦術誘導兵器」実験を現地視察したと報道。安倍首相はゴルフ中で「我が国の安全保障に影響を与える事態ではない」としてゴルフを継続。
[イラン]
・1日イランの低濃縮ウランが核合意の上限を超過し205kgに達したとザリフ外相が発表。
・19日米軍がサウジアラビアへの駐留を16年ぶり(2003年に撤退)に再開。有志連合の拠点を想定、500人規模を予定。
・19日イランがホルムズ海峡でイギリスのタンカーを拿捕。「国際的な海洋規則の遵守を怠った」としており、20日にはタンカーがイラン漁船と衝突し、安全確保を行わなかったため、と発表。
・22日イラン情報省が5月以降にCIAのスパイとしてイラン人17人を拘束したと発表。死刑判決の見通し。
・22日イギリス議会でハント外相がイランの「海賊行為」として批難。欧州主導で海上保護作戦の展開を主張。有志連合とは距離を置く方向か。24日エスパー米国防長官が「有志連合を補完するもの」として歓迎の意思。31日ドイツのマース外相が有志連合に参加しないと方針発表。
・21~22日ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が来日し、河野外相、岩屋防衛相と会談。有志連合について説明。帰国後の取材で、在日米軍の駐留経費の負担増(5倍か)の要求を伝えたと明かす。駐留経費は2015年に5年間で9465億と決定されており、21年3月末で期限となる。
[トルコ]
・12日トルコはロシアから購入した地対空ミサイルS400を首都アンカラへの搬入を開始。アメリカはF35戦闘機の売却と多国籍間開発へのトルコの参加を機密漏えいの危険があるとしてとりやめにする方針。17日アメリカでF35の訓練を受けていたトルコ軍パイロットの帰国、売却の凍結、部品生産からの排除を決定。
[中国]
・8日アメリカ議会が台湾にM1A1戦車108両、地対空ミサイル・スティンガーなど計22億ドル(2400億円)の武器の売却を承認。
・24日中国が「新時代の中国国防白書」を発表。4年ぶりの改定。「国際安全保障の不安定性がさらに目立ち、世界は必ずしも平和とはいえない」との認識を示し、アメリカが「世界の安定を害している」とする。中台関係は4年前には「平和的に発展」だったが、現状は武力解決も排除しないとの表現となった。
・16日タイで総選挙の結果を受け、新政権が発足。19政党の連立政権。2014年5月以来の民政復帰だが、軍政のプラユット暫定首相が首相兼防衛相として再任。