おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
参考:今週のおもな出来事(2019.8.18-9.2)
[日韓関係]
・22日韓国NSCがGSOMIAを破棄。23日日本に対して正式に通告。「ホワイト国指定除外」を念頭に、「国益にあわない」としている。GSOMIAは2016年に締結され、毎年自動延長されていた。11月23日に失効。
・24日北朝鮮が北部咸鏡南道から飛翔体2発を発射。飛距離380km。当初短距離弾道ミサイルではないかと予測されたが、北朝鮮は「超大型放射砲の実験に成功」と発表。ロケット砲など、これまでのミサイルとは別の体系の兵器である可能性。7月からの北朝鮮の飛翔体発射は6回目。そのうち3回はGSOMIAで韓国と情報共有。
・26日李首相が「輸出規制撤回するなら再検討できる」と発言。
[国内]
・防衛省が3月にアメリカに対し、「空母化」する護衛艦いずもを緊急時には米軍機に先行使用させると説明していたことが判明。いずもで運用できるF35Bは2024年以降に日本に導入。いずもの改造は3年先行して行われる。
・30日防衛省は2020年度予算を過去最大となる5.3兆円の要求。昨年から1.2%増。F35B:6機846億円、イージス・アショア2基122億円などが盛り込まれた。
[アメリカ]
・20日アメリカ・トランプ大統領がロシアに対して中距離ミサイルを配備できる位置であるとしてデンマーク領のグリーンランドの買収計画をツイッターで発言。デンマーク・フレデリクセン首相は否定。トランプ大統領は9月の首脳会談を延期。グリーンランドには現在ICBM検知の米軍レーダー基地がある。近年デンマークからの独立派が中国と接近、空港拡張などに中国が投資している。
・8月2日米ロ間の中距離核戦力全廃条約(IMF)が2月のアメリカの離脱通告から6ヶ月となり、失効する。同条約は射程500~5500kmの地上発射型ミサイルを禁じていた。4日エスパー国防長官は地上発射型のミサイルのアジア配備進めると発表。
・29日米軍は宇宙統合軍を正式発足。米軍11番目の統合軍となる。
・22日スイス・ジュネーブで国連の「自律型致死兵器システム」に関する専門家会合。いわゆるAI兵器が人間の判断なしでの攻撃を行う機能を禁止する条文を可決。法的拘束力なし。AI兵器は米・ロ・イスラエルなどで開発中。
・25日フランス・ビアリッツでG7サミット。アフリカ・サハラ南縁の5ヶ国(ブルキナファソ・マリ・ニジェール・チャド・モーリタニア)に治安部隊育成や資本投入の軍事支援策を決定。同地域では「マグレブのアルカイダ」やIS系の組織が拡大している。EUが具体的に同地域に介入するのははじめて。
・27日トルコ・エルドアン大統領がモスクワでの航空宇宙ショーをプーチン大統領とともに見学。ロシアのミサイルS400導入によってF35戦闘機の共同開発から排除されたトルコは、ロシアの次世代戦闘機Su57の共同開発入りを打診。