今週のおもな出来事(20.8.21-9.4)
[国内]
・28日安倍首相が退任改憲。体調不良で政治的判断がくだせないため。新総理選出の9月中旬までは続任する。
・9月1日東京・横網町公園で関東大震災の追悼式。例年同日におこなわれる震災時に虐殺された「朝鮮人犠牲者追悼式典」に、小池都知事は今年も追悼文を送らず。また、式典に抗議する虐殺否定派の集会に対し、主催団体がヘイトスピーチ認定されたにもかかわらず、公園の使用許可が下り、隣接して開催された。
・4日4月に沖縄・米軍普天間基地から流出した泡消火剤PFOSについて、米軍は「バーベキューをしていたところ、自動で放出され、停め方がわからなかった」と原因を公表。
[アメリカBLM]
・23日アメリカ・ウィスコンシン州で警官が無抵抗の黒人男性を車内で銃殺。25日大規模な抗議デモ。「自警団」を名乗る17歳の白人男性がライフルでデモ隊に発砲し、逮捕される。参加者2名が死亡、1名が重傷。
・29日トランプ大統領が連邦部隊を送りこむなどして抗議デモとの衝突が激化しているオレゴン州ポートランドで、ANTIFAを名乗る男が極右団体と争いになり、相手を射殺。9月3日警察が容疑者を発見し、射殺。
[ベラルーシ]
・8月9日に大統領選挙。現職ルカシェンコ氏が80%の得票率で6選。政府による弾圧反対を訴えた対立候補チハノフスカヤ氏は6%の得票率とされ、選挙後に危険をおそれて海外に出国。市民は不正選挙であるとしてデモが続いている。23日ベラルーシの選挙結果についてロシア・ラブロフ外相が「ルカシェンコ氏が当選しなかったと証明することは不可能だ」と浙浙発言。24日対立候補だったチハノフスカヤ氏の陣営幹部2名が拘束される。30日全土で大規模デモ。120人以上が拘束。
・25日中国軍が演習のために定めた飛行禁止区域を米軍U2偵察機が無断立ち入り。中国は訓練妨害と非難。26日中国は本土二ヶ所(青海省、浙江省)から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射。DF26DとDF26で、射程は4000km。26日アメリカは中国による南シナ海の岩礁埋め立ての「軍事化」工事に関わったとして、中国国有企業幹部などに経済制裁。27日南シナ海西沙諸島近辺で、米海軍が「航行の自由」作戦。
・8月20日ロシアの野党指導者ナバリヌイ氏が飛行機機内で意識を失い、オムスクの病院に搬送される。関係者は「毒を盛られた」として、ドイツへの転院を求めるが、病院側が拒否。22日、一転して許可がおり、ナバリヌイ氏はドイツへ搬送された。9月2日ドイツ政府は神経毒のノビチョクが検出されたと発表。