日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

シールアンケート#12:2015.04.12新宿

質問:「日本は戦争(他国への武力行使)すると思いますか?」
   “今のままでいくと”という前提条件を口頭で説明しています。
実施日:2015.04.12(日)16:30~19:00ごろ 
場所:新宿アルタ前「定例シャベリバ草の根同時多発アピール(オープンマイク)」実施中
対象:a:歩行者/b:アピール参加者
総回答数:6(a:4 / b:2)
 
YES:6
 ・1年以内:3
・5年以内:3
・6年以上先:0
NO:0
 
どこと(複数回答可)?
・中東(IS):3
・中国/アジア圏:1
 
コメント:
「中東。集団的自衛権を行使して。安倍は「我が軍」とか言っちゃって。アメリカに示すために、早くやりたがっていると思う。実際にアメリカが日本が軍事行動をすることを望んでいるかどうかは別。アジア圏において、日本が武装化することに反発があるので、アメリカはそれを懸念している部分もあるし」
「自分は絶対に反対。だが、安倍が戦争を進めたがっているのはISと。今アメリカがやっているような空爆に日本が参加したら、日本人はみんな黙ってない。自分だって「はだしのゲン」で勉強したけど、過去(第二次大戦)にアメリカに同じように空爆をやられて何万人もの人が亡くなったんだから。
空爆は一般の人が大量に死ぬ。小さい子からお年寄りまで亡くなる。そんなやり方には自分は絶対に反対だし、日本人も反対すると思う。(日本がまだ武力行使をしていない)今の段階では、やはり戦争を実際に知っているお年寄りしか反対しないかもしれない。でも実際に始まったら、映像が出たりしたらみんな気づくと思う。空爆がアメリカの戦争のやり方だから、といっても従う必要はない」
「ISからのテロがあれば、日本は戦争すると思う。安倍が(今年1月に)調子に乗って対ISに二億ドルと言って、墓穴を掘った。ISは安倍を名指しし、日本を狙うとはっきり言っている。
それで喜んだのはアメリカだろう。戦争をするときに自衛隊を派遣できるから。ISのテロがあれば、アメリカが日本の国民を煽ってくる。「ひどいことされたのにやり返さないのか」と。
中国との戦争は日本はしない。アメリカの後ろ盾がムリだから」
 
「今の政権はめちゃくちゃ。必ず戦争になる。どこと?決まっている。こんなに近隣諸国を刺激しまくっているのだから」
「どこと戦争になるかは、アメリカの出方次第。中立でいたいけれど(アメリカと)くっつくしかない。2~3年の間にやることになると思う。それでも安倍さん以外、今、自民党をまとめられる人はいないから、替わることはありえない。この世代は世襲の力が強いから」
「安倍のヤローは(戦争を)すぐにでもやりかねない。あいつは保守じゃなくて右翼。右翼政権。タカ派。ほんとのワル。
相手は北朝鮮。安倍が何もやってないから、拉致された人たちはかわいそうだけど、誰も帰ってこない。(日本政府が)「過去の戦争は悪かった」とちゃんと謝っていれば、そりゃあ北朝鮮は変な国ではあるが、それでも少しは関係が改善するのではないか。でも安倍は自分の爺様がやってることだから、第二次大戦が悪かった、と認めたがらない」
 
 
ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
「アルタ前シャベリバ」は4.19(日)15時半ごろから19時ごろまで。
 
参考:今週のおもなできごと(2015.4.04-4.12)
 
・7日、アメリカのカーター国防長官が来日。6日にはアジア太平洋リバランス(再均衡)政策の講演で、軍事的にアジアを重視する考えを表明。中国について「米国と同盟国ではないが、敵対する必要はない」としたが、南シナ海での海洋進出などが地域を不安定化する要因であると指摘。最新鋭のズムウォルト級ステルス戦艦の太平洋配備などの計画を述べた。
・アメリカのシンクタンクが、中国が南シナ海ミスチーフ礁で行っている埋め立て工事の様子を撮影した衛星写真を公開。ミスチーフ礁海域は中国・ベトナム・フィリピンが領海権を主張しているが、中国が岩礁を埋め立てて人工島を作り、既成事実化している。映像は10隻の作業船が砂をくみ上げる様子で、「砂の万里の長城」と呼ばれている。
・アメリカとカナダが共同運営する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は、北朝鮮が核弾頭の小型化に成功し、開発中のICBM(大陸間弾道ミサイル)への搭載能力を保有していると分析した。
 
・日米新ガイドラインに、自衛隊による集団的自衛権を使った機雷掃海を盛り込むことが決まる。日本周辺海域(個別的自衛権の範囲)ではなく、中東・ホルムズ海峡を念頭に置いた機雷掃海は、政府自民党が安保法制に取りいれることを強く主張していた。ガイドラインは今月末の安倍首相訪米時に改定される。
 
・5日、那覇市内で翁長県知事と菅官房長官が初会談。菅氏は「普天間の危険性除去には、米軍と合意を進めてきた辺野古移設が唯一の解決策」「粛々と進めていく」と発言。それに対し、翁長氏は「沖縄が基地を作ってくれと言ったことはない」「粛々と、という上から目線の言い方をすればするほど、県民の不信感はつのる」と批判。
・翌日菅氏は「粛々という言葉が不快なら、もう使わない」と談話。7日、安倍首相は国会で辺野古問題について「粛々と進める」と発言。翌日維新の党からの質問に対して「粛々はもう使わない」と返答。
・翁長氏は菅氏について「問答無用という姿勢が、キャラウェイ高等弁務官の姿が重なる」と表現。1961-64年の沖縄最高責任者のキャラウェイ氏は「沖縄の自治権は神話だ」など、強権的な態度と政策が、今も沖縄での批判を集めている。
 
天皇皇后両陛下は太平洋戦争の激戦地であったパラオペリリュー島を訪問。追悼碑に献花を行った。
 
・パナマで開かれた米州サミットで、アメリカ:オバマ大統領とキューバ:ラウル・カストロ議長が会談。キューバとの国交正常化を進めるアメリカは、テロ国家指定の解除に向けた作業を終了。キューバは82年から、コロンビアのゲリラを支援しているなどとして、経済制裁の対象となっていた。キューバが解除となると、アメリカのテロ国家の指定はイラン、シリア、スーダンの三カ国(北朝鮮は08年に解除)となる。
 
・内戦状態のシリアで、先週ISが首都ダマスカスの南部ヤルムークに侵攻した。ヤルムークにはシリア最大のパレスチナ難民キャンプがあり、18000人が生活しており、2000人程度しか避難することはできなかった。難民キャンプは2013年秋にシリアのアサド政権に封鎖されて攻撃され、シリアの人道危機を象徴する場所と言われる。
・シリア政府はこのISの侵攻について、ISと敵対しているといわれている別の反政府勢力ヌスラ戦線の手引きによるものである、との見解を発表。ISとヌスラ戦線の共闘に警戒している。