日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

シールアンケート#16:2015.05.17新宿アルタ前

質問:「日本は戦争(他国への武力行使)すると思いますか?」
   “今のままでいくと”という前提条件を口頭で説明しています。
実施日:2015.05.17(日)16:30~18:30ごろ 
場所:新宿アルタ前「全国一斉スタンディング&
        定例シャベリバ草の根同時多発アピール(オープンマイク)」実施中
対象:a:歩行者/b:アピール参加者
総回答数:4(a:2 / b:2)
 
YES:4
 ・1年以内:1
・5年以内:2
・6年以上先:0
・時期はわからない:1
NO:0
 
どこと(複数回答可)?
・中国:2
・どこか小さい国。ベトナムカンボジア:1
 
コメント:
「1年以内か、もう少し先くらい。法案ができたらすぐやるつもりではないか。狙いは中国や朝鮮半島
安倍政権ナチスがワイマール憲法を壊したプロセスを今やっているところだと思う。アンネ・フランクの時代になってしまうのでは。(アンネ・フランクみたいに国内の多民族が迫害されることもあると思いますか?)ありうる。そのくらい憎悪を煽っている。
アメリカでは大学に行くための奨学金が返せず、兵役、というのがあるが、日本でもそういう罠はすでにたくさんある。
戦争をしないためには、日本だけでなく、世界に9条の理念を知ってもらい、共有することが必要だと思う」
「どこと戦争になるかはわからない。オスプレイのこととか、危ういと感じることはたくさんある」
「どこか小さな国を攻撃するのでは。ベトナムカンボジアのような小さくて豊かそうな国。アメリカが小さな国を攻めるときに、日本を利用すると便利だと考えるだろうから。
ベトナム戦争のとき、アメリカの航空機が日本中を飛んで、三鷹も飛行ルートに入っていた。ベトナムで死んだ米兵の遺体が運ばれていて、落ちたとか。「晴れときどき死体」じゃかなわない」
「どのくらい先かわからないが、戦争というのはやはり国力の問題なので、中国と戦争になるのではないか」
 
ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
「アルタ前シャベリバ」は毎週日曜15時半ごろから19時半ごろまで。
 
参考:今週のおもなできごと(2015.5.10-5.17)
[国内]
・14日政府は安全保障法案を閣議決定し、翌日国会に提出。新設された「国際平和協力法」と、「武力攻撃事態法」「PKO法」「自衛隊法」などの改正案10本を一括にした、計11法案。自民党は審議時間の目安を衆参各院で80時間、1ケ月程度を目安としており、野党からは拙速との反発が上がっている。また一括法案という形式についても「乱暴」との反対意見。名称については、自民党が「平和安全法案」としてイメージをよくしたい、との考え。
 
・米軍は輸送機オスプレイCV-22の横田基地配備の詳細を決定。本土に配備されるのは初。17年までに3機、21年までにあと7機の計画で、低空飛行や夜間の発着訓練も予定されている。
・13~15日コンベンション・ホール/パシフィコ横浜で、国際的な防衛装備商談会「MAST ASIA」が開催される。昨年の防衛装備移転三原則を受けてのもので、日本での武器商談会は初。
防衛省宮古島に配備する7~800人規模の陸上自衛隊につき、配備方針を宮古島市に伝達。地対空ミサイル部隊や地対艦ミサイルなどを備えた、初の本格的戦闘部隊の計画。
海上自衛隊の哨戒機P3Cが2機、12日にフィリピン軍と合同訓練。13日にはベトナムのダナンの基地を訪問した。
・沖縄では15日から戦跡や米軍基地をめぐる平和行進が、17日には辺野古新基地阻止をテーマとした県民大会が開催される。
 
・ニューヨークで開かれていたNPT核拡散防止条約の新たな枠組みのための会議は、日本などの核を持たない国々が「核は非人道的」「保有国の首脳に広島・長崎の訪問を呼びかける」内容の最終文書案を提案。アメリカ、中国、フランスなどの保有国から強い反発があり、22日の採択の見通しがたっていない。
 
・韓国情報局は、13日北朝鮮の玄永哲人民武力相が「反逆罪」で粛清されたという情報を発表。しかしその後、記録映画から玄武力相の画像が削除されていないことが判明し、処刑が行われたかどうかは確定していない。金正恩政権になってからの幹部処刑は72人、今年に入ってから8人目とみられ、韓国は「恐怖政治」と批判。北朝鮮はそれに対して反発している。
・13日北朝鮮黄海上の北方限界線(韓国との領海線)から北に向けて130発の砲撃訓練。韓国側に着弾はなかった。
 
[中国/南シナ海]
・16日アメリカのケリー国務長官が中国を訪問し、王毅外相と会談。中国が南沙諸島で進める埋め立てに懸念を表明したが、中国側は「主権の範囲」と反論している。
シンガポールに配備されている米海軍沿岸戦闘艦(LCS)フォートワースが南シナ海で初の偵察活動。中国による南沙諸島のファイアリー・クロス岩礁の埋め立ては、2017~8年ごろに3300m級の滑走路が完成すると指摘。
 
[中東/IS]
・14日アメリカ・ワシントンのキャンプ・デービットでGCC(アラビア半島湾岸協力会議)とオバマ大統領の首脳会議が行われる。イランへの警戒に基づいた軍事協力を強化することで同意。GCCはアメリカがイランと核協議で対話路線をとっていることに不満を抱いており、6ケ国のうち首脳が出席したのはクウェートカタールのみ。サウジアラビアのサルマン国王は直前でキャンセルした。サウジはフランスとの武器輸出などの拡大路線を表明し、アメリカを牽制している。
 
・13日アフガニスタン・カブールで武装集団がホテルで銃を乱射。アメリカ人、インド人など5人が死亡。
アラビア半島南部のイエメンに対し、サウジアラビアなどの湾岸諸国が行っていた空爆が12日から5日間人道支援のため停止。3月26日の空爆開始から死者は1400人にのぼる。
・16日エジプトのムルシ前大統領に死刑判決。アラブの春で政権についた「ムスリム同胞団」のムルシ氏は、軍事クーデターで失脚、革命時の脱獄の実行などで裁判にかけられている。正式な判決は6月2日の予定だが、その後ムルシ氏は上訴できる。
・トルコのダウトオール首相がシリア政府の同意なく越境し、スレイマン・シャー廟を参拝。廟は国境から40km離れたトルコの飛び地にあったが、ISに包囲されたため国境から250mのシリア領内の現在地に移動している。
 
・アメリカのイラク・タルアファル近郊での空爆によりISのナンバー2アブアラー・アフリ容疑者が死亡。シリアでの地上軍の急襲作戦ではアブ・サヤフ幹部を殺害したと発表。
・15日ISはイラク西部の都市ラマディを制圧。
 
・10日インドネシアミャンマーからのイスラム教ロヒンギャ族とみられる避難民600人近くを乗せた2隻の木造船が座礁し、救出される。翌日も400人が乗る木造船が漂着。避難民の数は今年に入って20000人ともいわれる。ロヒンギャ族ミャンマーではバングラデシュからの不法移民とされ、国籍が与えられていない。
 
・東欧の旧ユーゴ・マケドニアで警察部隊と武装勢力の銃撃戦。隣国コソボで多数派のアルバニア人系の武装勢力とみられ、14人が死亡、警官8人が死亡。マケドニアでは政府が政治家やジャーナリストの盗聴を続けていた疑惑から反政府運動が激化している。
 
・アフリカ中部ブルンジでヌクルンジザ大統領の三選に反対するデモ隊に賛同し、軍がクーデターを起こした模様。一部の軍人が暫定政権を宣言したが、タンザニア訪問中の大統領は「クーデターは鎮圧されて失敗した」という表明が出ている。