日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもな出来事(2018.12.1-12.14)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.12.1-12.14)
[12月改訂の防衛大綱案]
・11日防衛大綱・中期防衛力整備計画の骨子案を防衛省が与党ワーキング・チームに提出し、了承される。
海上自衛隊・ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」に垂直着艦できるF35Bを艦載できるよう改造。太平洋地域の島嶼防衛を念頭にしたいわゆる「空母化」。専守防衛との整合性については「戦闘機を常時載せるわけではない」ため「攻撃型空母ではない」と岩屋防衛相。
・2022年に宇宙部隊の創設。衛星監視体制などの構築をめざし、2019年予算にも計上。
・「領域横断作戦」の強化。サイバー攻撃能力の所持を検討し、宇宙状況の監視、電磁波の利用と組み合わせ、陸海空と連携した「ひとつの防空システム」の構築をめざす。
・有事・大規模災害時の対応を一元化する「統合作戦室」を新設。
 
[沖縄・辺野古新基地]
・3日沖縄・辺野古新基地建設予定地で土砂搬入を開始。予定されていた本部港が9月の台風で使用不可のため、民間のセメント業者の桟橋から輸送船に積み込み。民間の桟橋使用の場合、自治体の許可は不要。14日に土砂投入開始と発表。
・6日東京・小金井市議会が、国に陳情する辺野古新基地移設反対意見書を可決。
・14日土砂投入開始。予定区域は160ha、土砂は2062万㎥を予定。埋め立てに5年整備に3年かかる見通しで、「2022年の普天間返還という目標達成は難しい」と岩屋防衛相。予定区域の海底には軟弱地盤の区画も多く、当初計画の10倍の2兆5500億円が試算されている。
 
・6日高知沖で岩国基地所属の米軍F18戦闘攻撃機(2名搭乗)とKC130空中給油機(5名搭乗)が接触し、墜落。
 
・7日中国・上海中級人民法院が東京の日本語学校幹部女性をスパイ罪で懲役6年に。女性は留学希望者募集のため渡航し、15年6月に容疑不明で拘束、16年7月に起訴された。
・13~14日韓国海軍が竹島で定期演習。
 
[核軍縮]
・4日アメリカ・ポンペオ国務長官が、ロシアの新型巡行ミサイル9M729が欧州への直接的脅威であり、INF条約違反と指摘。60日以内に回帰しなければ、アメリカは宣言どおりINFを離脱する方針であるとした。
・5日国連総会で日本が25年連続で提案する核兵器廃絶決議案が採択。賛成162、反対4(中国・北朝鮮・ロシア・シリア)、棄権23(アメリカ・フランス、日本が核兵器禁止条約に言及しないため反発している核禁条約推進国であるメキシコなど)。
 
・6日スウェーデンストックホルムで国連仲介によるイエメン内戦の和平協議が、暫定政権、フーシ双方が参加して2年ぶりに実施される。9月にはフーシが反発して開催に失敗した。13日人道支援物資荷揚港であるホデイダの停戦を合意。ホデイダはフーシの支配下にあり、5月下旬から暫定政権軍が攻撃し、戦闘が激化している。
・11日フランス・ストラスブールのクリスマスマーケットで男が銃とナイフで通行人を襲撃、2人が死亡。兵士と銃撃戦になり逃走。当局はテロと断定。13日夜容疑者を射殺。強盗など27の罪で2015年からマークされていた人物。ISが犯行声明。
・12日フィリピン上下院合同議会が、ミンダナオ島戒厳令の来年末までの延長を可決。
・12日トルコ・エルドアン大統領がシリア北部のクルド人組織YPGの支配地域に対し、数日内に軍事作戦を開始すると宣言。
・13日パレスチナヨルダン川西岸地区ラマッラーのユダヤ人入植地近くのバス停で銃撃。イスラエル兵2名が死亡。容疑者のパレスチナ人2名をイスラエルが射殺。