日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

おもなできごと(22年2月)

2月
[ロシア/ウクライナ]
・7日プーチン大統領がモスクワでフランス・マクロン大統領と会談。
・10~20日ロシアとベラルーシベラルーシ国内で軍事演習。3万人規模。ウクライナ-ロシア国境に10万人規模の軍を展開。黒海クリミア半島近辺には大型揚陸艦6隻を展開。
・10日アメリカ・バイデン大統領がテレビで民間人の出国を呼びかけ。11日日本がレベル4の退避勧告。日本人は251人滞在している。
・10日ドイツ・ベルリンでロシア・ウクライナ・フランス・ドイツの高官協議。15日モスクワでプーチン大統領がドイツ・ショルツ新首相と会談。
・15日岸田首相がウクライナ・ゼレンスキー首相に電話。支援を表明。17日にはプーチン大統領に電話。
・18日ウクライナ国内で親ロシア派が主張するドネツク民共和国とルガンスク人民共和国が「ウクライナが攻撃準備している」とビデオ声明。
・18日バイデン大統領が「ロシアが侵攻を決断」と発表。国境に19万人規模の軍隊が派兵されていることを確認したとしている。
・18日ロシアの外交団が中南米を歴訪。ロシアの対応をニカラグアベネズエラキューバが支持表明。
・19日プーチン大統領が指揮し、ベラルーシのルカシェンコ大統領が参加する軍事演習が展開。ICBM極超音速ミサイル、戦略核シミュレーションも行われ、演習後もロシア軍はベラルーシに駐留を続ける。
・21日プーチン大統領ウクライナ東部の親ロシア勢力が主張する「ドネツク民共和国」「ルガンスク人民共和国」の独立を承認する大統領令を発する。
・21日日本政府はウクライナに残る日本人120人のためのチャーター機を手配。
・22日自民党佐藤正久外交部会長は「ウクライナ問題は尖閣・台湾につながる」。林外相はパリで開催されたインド太平洋閣僚会議に出席。21年10月のロシア・中国の艦隊が日本を一周したことを「懸念すべき連携」と報告。
・22日アメリカ・トランプ前大統領がプーチン大統領を「天才」と独立承認を評価し、「最強の平和維持」と賞賛。
・24日中国・ロシア外相協議。中国は「一定の理解」。
・24日国会を中断し、NCS4大臣会合。提案したのは立憲民主の蓮舫議員。
・24日ロシアがウクライナ全土に直接攻撃。巡航ミサイル弾道ミサイルドネツク、クリミア周辺で使用。キエフ、ハリコフ、リビウ州など全土で空爆。ルガンスクに地上侵攻。25日キエフ近郊の空港を攻撃。1986年に過酷事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所をロシアが占拠。プーチン大統領ウクライナ兵士に向けて「その手に権力をつかめ」とクーデターを呼びかける。26日キエフで市街戦。
・25日国連安保理。ロシア軍の撤退を迫る決議案をロシアが拒否権発動。28日、安保理の要請で国連総会特別会合。ロシアへの非難決議を141ヶ国の賛成で可決。反対はロシア、ベラルーシ北朝鮮、シリア、エリトリア。中国は棄権。
・26日ドイツがウクライナに対戦車装備1000基、地対空ミサイル・スティンガー500基の提供を決定。27日ドイツのシュルツ首相が国防費1000億ユーロ(13兆円)を上乗せすることを緊急決定。
・26日SWIFT(国際銀行間通信協会)がロシアの銀行を排除し、決済システムの利用ができなくなる。
・26日ロシアの通信規制当局が国内報道での「攻撃・侵攻・宣戦布告」などの語は「偽情報の流布」にあたるとして処罰対象とし、新聞の発行停止などの措置をとる。
・27日プーチン大統領が核を含む特別態勢命令を出す。28日戦略核が臨戦態勢に入る。
・27日ベラルーシがロシアの核を配備できるように憲法を改正する緊急国民投票
・27日民放番組で安倍元首相が橋下徹維新の会顧問との対談で「日本も核共有の議論をタブー視してはいけない」と発言。28日、3月1日に岸田首相は非核三原則にのっとり否定。1日国民民主・玉木代表は「三原則の持ち込ませずには妥当性を議論してもいい」と発言。2日維新が核共有、三原則について議論を要求する「緊急提言」。
・27日ベラルーシウクライナの国境の検問施設でウクライナ-ロシアの代表団の交渉が開始。
・27日ウクライナのゼレンスキー大統領が海外からの志願兵を募集し、在日本大使館Twitterで募集。3月1日には70人が応募し、うち50人が元自衛官であったことを明かす。林外相は「退避勧告渡航中止が出ている」として募集に応じることを否定。
・28日IOCがロシア、ベラルーシを除外し、個人・中立での参加は可能とした。3月3日に参加を認めないことに変更。
・27日スウェーデンが、28日フィンランドウクライナに武器の直接支援を表明。両国はNATO非加盟国。
・28日トルコが地中海と黒海を抜けるボスポラス、ダーダネルスの両海峡を軍艦の通行制限。ウクライナからの要請による。
・28日ウクライナ北東部のハリコフで重火器で住宅地を砲撃。
・28日停戦協議がはじまる。ロシアの要求はウクライナの非武装化、「非ナチ化」、クリミアの独立。
・28日ディズニー、1日アップル、ナイキがロシアでの営業を中止。トヨタサンクトペテルブルグ工場の操業停止。
・28日ウクライナEU加盟申請。
 
・4日北京五輪開幕。開会式にはロシアや、国連総長カザフスタンなど30ヶ国の元首が列席。開会式前にプーチン大統領と習主席は晩餐会。20日に閉会。
・8~13日米海兵隊那覇軍港で訓練。オスプレイなど、250人規模。目的外使用であり、沖縄県は抗議。
・11日メルボルンで日米豪印QUAD外相会合。
・11日、13日、1月31日に墜落した小松基地所属の空自F15の乗組員2人の遺体が海中で発見される。
・13日ハワイで日・米・韓外相会談。北朝鮮へ対話を呼びかける共同声明。
・22日22年度予算案が衆議院で可決。107兆5964億円。国民民主党が賛成にまわる。
・27日石垣市長選挙。陸上自衛隊配備に賛成している現職が再選。
・28日半導体メーカー:グローバルウェーハズ・ジャパンにランサムウェア型のサイバー攻撃
 
・7日アメリカ議会は台湾にミサイル防衛システムの維持改良サービスを1億ドル(115億円)で売却することを決定。台湾への武器売却はバイデン政権2件目。
・14日カナダが新型コロナ規制に対する抗議デモのため非常事態宣言。国境のオタワ付近に規制に反対する大型トラック運転手らが1月28日ごろから道路を封鎖し、占拠。警官隊が排除しても強硬に占拠を繰り返している。
・17日フランスがマリからの撤退を表明。2013年から派兵をしていた。
・23日UAEが中国訓練機L-15を12機購入すると発表。将来は36機追加の予定。もとはアメリカからF35戦闘機を購入予定だったが、UAEに対して中国の通信会社ファーウェイを排除することを求め、UAEが要求に応じなかったため、計画が停止している。
・26日アメリカの駆逐艦台湾海峡を通過し、「航行の自由作戦」。
・27日北朝鮮弾道ミサイル一発を日本海に向けて発射。日本のEEZ外に落下。北朝鮮は「衛星試験」であり、地上を撮影したと発表。