日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもなできごと(2017.8.21-30)

 
おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後も随時アンケートは行う予定ですので、その際の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけは定期的にアップしていきます(1~2週間に一回程度)。
 
参考:今週のおもなできごと(2017.8.21-30)
・21~31日米韓の最大の合同演習乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアンが開始される。半島有事を想定したもので、米軍17000人、韓国軍5万人が参加。
・26日北朝鮮は東部江原道から3発の短距離ミサイルを発射。2発は250km飛翔して日本海に落下、1発は失敗。
・26日北朝鮮・金主席は朝鮮人民軍特殊作戦部隊の、韓国との国境にあたる白翎島・大延坪島の占領仮想訓練を視察し、「ソウルを一気に占領し南を平定する」よう訓示。
・29日北朝鮮平壌近郊から火星12と推測される弾道ミサイルを発射。北海道上空を通過し、太平洋に落下。日本国内では12県でJアラートが発令。発射から4分後、着弾の10分前であった。原子力施設が集中する青森県六ヶ所村などで休校。
・29日韓国空軍はF15K戦闘機4機を使った爆弾投下訓練を行う。
・30日北朝鮮は29日のミサイル発射は米韓合同軍事演習への対抗措置であり、グアム攻撃を想定したものであると報道。
・30日米軍はハワイで海上配備型迎撃ミサイルSM6によるミサイル迎撃実験に成功。成功は2回目。
・30日日本の国会で北朝鮮対応の閉会中審査が開かれる。
 
[事故]
・21日アメリカ第七艦隊・横須賀基地に所属するイージス艦ジョン・マケインシンガポール沖でリベリア船籍のタンカーと衝突し、破損、10人が行方不明。米軍では事故が相次いだことを受け、全世界での最大2日の作戦停止を検討。
・26日青森県大湊航空基地で夜間訓練を行っていた海上自衛隊SH60Jヘリコプターが墜落。乗員4人のうち3人が行方不明。
・29日普天間基地所属の米軍オスプレイMV22が岩国基地からの移動中に大分空港に緊急着陸
 
[日本]
・2018年度の防衛省の予算請求額は5兆2551億円となる。過去最大で前年度から2.5%の増。
・22日ジュネーブ国連軍縮会議本会議に毎年派遣される高校生平和大使(22人)が、今年は本会議での演説中止。「問題視する国があった」とされる。21日にはレセプションで発言の場を設けられた。
・24日沖縄・辺野古新基地反対でゲート前で座り込みを行っていた男女2人が軽自動車で引き逃げされる。運転していたのは18歳の県内在住の会社員男性。
・25日小野寺防衛大臣が閣議後会見で航空自衛隊在日米軍が横田・岩国・三沢でのPAC3機動展開の合同訓練を行う予定を発表。
・25日日韓の軍事情報包括保護協定GSOMIAが1年の自動延長が決定。
・27日陸上自衛隊が実弾を使う最大規模の演習「富士総合火力演習」が一般公開。今年は初の離島奪回作戦も盛り込まれ、2時間2400人が参加。2億9000万円分の弾薬が使用された。
 
・21日アメリカ・トランプ大統領はバージニア州で記者会見。選挙時には「米軍は世界の警察ではない」として撤退も検討していたアフガニスタンにおける対タリバーンの軍事作戦について、「早急な撤退はテロリストがはびこる空白を生む」として4000人の増派(現在8400人)を決定。「テロリストは殺すが、国の建設はしない」として国家再建や復興のための介入はしない方向。
・23日イエメン・サヌア近郊でフーシ派が設けた検問所近くのホテルに空爆。民間人を含む35人以上が死亡。イエメン政府当局はサウジアラビアによるものと発表。
・27日イラク北部タルアファルを政府軍が制圧し、ISから奪還。
・25日アフガニスタン・カブールでシーア派の礼拝所が自爆・銃などによる襲撃を受け、30人以上が死亡。
・28日レバノン北東部のシリア国境付近に展開していたIS戦闘員がシリアに撤収。
 
・24日ミャンマー政府の諮問委員会が、バングラデシュとの国境周辺のラカイン州イスラム少数民族ロヒンギャについて人権侵害があるかどうかの最終調査報告を発表。政府責任については踏み込まない内容となった。
・25日ラカイン州で警察施設19ヶ所が武装集団により襲撃され、警官・兵士11人が死亡。政府は外国に拠点を置くロヒンギャの組織「アラカンロヒンギャ救援軍」の犯行であると断定。戦闘は続き、28日までに双方の死者は民間人を含めて100人を超す。住民迫害も激化し、30日までに18000人以上のロヒンギャ住民がバングラデシュに脱出。