・4日渡米している木原防衛相はオースティン国防長官と会談。トマホークミサイルの25年度からの調達を1世代旧型のものに変更することで1年の前倒しを決定。
・14日~31日沖縄全域で年間最大の日米共同訓練レゾリュート・ドラゴンが展開。もともとは米軍のオスプレイ訓練を県外に移転させることを条件として始まった訓練だが、今年は陸上自衛隊のオスプレイが初となる参加。民間の新石垣空港に着陸し、邦人救出などの訓練を行う。
・会計検査院が日本が6ヶ国と結んでいる防衛装備品の「物品役務相互協定ACSA」において、1億3千万円が未回収であると発表。12ヵ月以内の金銭か物品での精算が必要だが、相手国の交渉先が不明のケースも。
・7日パレスチナ・ガザ地区からイスラエルに対してロケット弾2500発、ハマス戦闘員がフェンスを爆破、パラグライダーなどで越境攻撃。イスラエルのキブツや、壁近くで行われていた音楽イベントやタイ人やネパール人の労働者宿舎を襲撃し、イスラエル人・外国人を拉致。イスラエル側の死者100人以上、パレスチナ保健省発表のガザ側死者198人。
・8日イスラエルは「強力な報復」を宣言し、ガザへの空爆を激化。前日の戦闘でカンボジア人、ネパール人の労働者、アメリカ人11人が死亡。死者はイスラエル600人以上、ガザ370人。レバノンのヒズボラがイスラエル北部国境のゴラン高原に砲撃。
・10日米空母打撃群が地中海に到着。死者はイスラエル900人以上、ガザ830人。
・14日韓国軍の民間人退避作戦の輸送機がテルアビブからソウルに到着。日本人51人も搭乗。日本は小牧空自基地から輸送機が出発。死者イスラエル1300人以上、ガザ2215人。
・16日ハマスの軍事部門カッサム旅団が人質の画像を公開し、200~250人の人質がいると発表。レバノンのヒズボラが対戦車ミサイル・ロケット砲でイスラエル北部を砲撃。兵士1人が死亡。死者はイスラエル1400人以上、ガザ2750人。国連安保理でロシアの停戦案が否決される。日本は反対。
・17日ガザ北部の病院で爆発。イスラエルはイスラム聖戦による誤射を主張。パレスチナ側はイスラエルのミサイルであり471人が死亡と発表。双方の情報戦が疑われる。使者合計はガザ3478人に。ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人が自治政府に抗議デモ、アッバス議長の退任要求。治安部隊と衝突。ヨルダンのアンマン、トルコのイスタンブールでイスラエル大使館、領事館へのデモ。大使館に押し入ろうとしたり、花火を投げ込んだりが多発。
・18日米バイデン大統領がテルアビブ訪問、ネタニヤフ首相と会談。戦争中に米大統領が訪問するのは初めて。「一人にはしない」とイスラエル側に立つことをあらためて強調。病院爆発により、アラブ主導者との会談は中止。帰路の飛行機内でアッバス議長、エジプトのシーシ大統領と電話会談。国連安保理でブラジルの「人道的中断」案がアメリカの拒否権発動で否決。日本・ヨーロッパ諸国も賛成し、反対したのはアメリカ一カ国のみ。フランスでは13日に高校でのイスラム過激思想の男による教員殺害事件や14日、17日にベルサイユ宮殿が爆破予告を受けたことを理由に、テロ警戒レベルを最高水準に引き上げ。空港など10ヶ所wでテロのおそれによる避難措置がとられる。パレスチナ支持デモは全土で禁止。ドイツ、スイスなどでも禁止。
・19日バイデン大統領がエジプトとガザ南部のラファ検問所で待機する支援物資トラックのうち20台の通過を認可。燃料はハマスが軍事目的で使用するとして不許可。ガザはイスラエルにより電源が断たれているため、病院や避難所も含めガソリンを使った発電機を使用している。死者はガザ3785人、うち子どもが1500人以上、イスラエル側は1400人以上。米軍は紅海上でイエメンのフーシのものとされるミサイルとドローン3機撃墜と発表。バイデン大統領は米議会で「ハマスとロシアは同等の脅威である」「イスラエルの軍事的優位を保つべき」「米国は光であり、できないことは何もない」と演説。
・21日ラファ検問所から20台のトラックがガザに入る。22日は14台。日本の空自輸送機がテルアビブから羽田に到着。日本人・韓国人83人が脱出。
・22日ガザ保険省が21日一日の死者が400人を超えたと発表。死者合計ガザ5087人、イスラエルは1400人以上。ヨルダン川西岸地区ジェニンにイスラエルが空爆2人以上が死亡、トルカレムで銃撃、13人が死亡。
・24日国連安保理でグティエレス総長が人道的停戦を主張。イスラエル大使は「テロを容認するものである」として総長の辞任要求し、国連関係者へのビザ発給を停止。米ブリンケン国務長官は「停戦はハマスを利する」として「人道的中断」という表現を主張。死者合計ガザ6546人、イスラエル1400人以上。
・26日未明と夜にイスラエルがガザに戦車・歩兵・ドローンを使い越境攻撃。250ヶ所を空爆。バイデン大統領とネタニヤフ首相が電話会談。「人道的配慮」を要望し、西岸地区にも言及。米軍はシリア東部の「イラン関連施設」を空爆。7~26日においてイラク12回、シリア4回の空爆を実施。死者合計ガザ7028人、イスラエル1400人以上。
・27日ガザ北東部ベイトハヌーンと中部ブレジで地上戦。WHOが現地スタッフとの連絡が途絶と発表。国連緊急特別会合でヨルダンが主導し「敵対行為の停止につながる人道的停戦」を決議。120ヶ国が賛成。米は反対。日本・韓国・イギリスは棄権。死者合計ガザ7326人。イスラエル1400人以上。
・28日ネタニヤフ首相は「作戦は第二段階」と発表。死者合計ガザ7703人。米NSCはガザ保健局の報告は「額面どおりに受け止められない」として、17日の病院での爆発の死者471人の発表を100-300人程度と見積もり。これに対し、ガザ保健局は6747人の死者の名前を公表。ホワイトハウス前でのパレスチナ支援デモの参加者もバナーに使用。
・29日ガザ地区のイスラエルから退避警告が出ている病院の50m近くに着弾。ロシア・ダゲスタン共和国のマバチカラ空港でイスラエルから到着の便を暴徒が襲撃し、イスラエル人を探して暴行しようとする。死者合計ガザ8005人、イスラエル1400人以上。
・30日ハマスが人質のイスラエル女性3人がネタニヤフ氏に対し「停戦して人質を助けて」と訴える動画を公開。WHOはガザの医療施設82ヶ所が攻撃され、スタッフ16人を含む491人が死亡したと発表。死者合計ガザ8306人イスラエル1400人以上。
・31日~11月1日イスラエルがガザ中部のジャバリヤ難民キャンプを空爆。死者195人。ラファ検問所から医療物資のトラック搬入開始。31日は59台、1日55台、2日102台。燃料の搬入は認められず。ボリビアがイスラエルと断交。今回の攻撃を非難して断交する国は初。チリ、コロンビアも大使を召還。南米でもっともユダヤ人の多いアルゼンチンは非難声明。
・5日北東部ハルキウ・フロザ村で兵士の追悼式典が行われていたカフェに着弾。52人以上が死亡。
・17日中国・北京で一帯一路フォーラム。18日はプーチン大統領が習主席と首脳会談。
・30-31日北京で多国籍安全保障条約・香山フォーラム。ロシアのショイグ国防相が出席。
・5日シリア北東部ハサカの米軍部隊にトルコのドローンが接近。F16戦闘機で撃墜。
・5日バイデン政権がメキシコ国境の壁の建設一部再開を決定。
・9日ミャンマー・カチン高原の避難民キャンプに国軍がドローン攻撃。29人以上が死亡。