おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
参考:今週のおもな出来事(2018.12.17-12.30)
[12月改訂の防衛大綱案]
・防衛大綱、中期防衛力整備計画が閣議決定で承認。
・防衛大綱:
「宇宙・サイバー・電磁波という新たな領域について、我が国としての優位性を獲得することが死活的に重要となる」「陸・海・空という従来の区分に依拠した発想から脱却し、全ての領域を横断的に連携させた新たな防衛力の構築」
「宇宙空間の状況を常時継続的に監視」「相手方の指揮統制・情報通信を妨げる能力を含め、宇宙利用の優位性を確保」「相手方のサイバー空間の利用を妨げる能力の強化」
「海空領域において、短距離離陸・垂直離陸機(STOVL)を含む戦闘機体系の構築」「現有艦艇からのSTOVL運用」
・中期防衛力整備計画(2019年からの5年間に導入する装備品計画など):27兆4700億円の試算。従来「枠内とする」とされていた表記が「目途とする」に変更され、上限を規定するものではなくなった。
・18日防衛費の来年度当初予算案が1.1%増の5兆2000億円に。5年連続で過去最大を更新。
・18日防衛省は11月14日に発生した滋賀県の陸上自衛隊饗庭野演習場での砲弾事故について、19人を減給などの処分。訓練中に81ミリ迫撃砲実弾が照準ミスで敷地外の国道脇に着弾し、殺傷力のある破片により停車中の民間乗用車のガラスが割れた。訓練では1,2発目に発射した砲弾の着弾地点が確認できなかったため、飛距離を伸ばす修正を行ったが、照準ミスが起きた。
・21日韓国軍は「北朝鮮の漁船からの遭難信号を受けて捜索活動のためにレーダーを使用した」と発表。3人を救助し、遺体1体とともに22日に北朝鮮に引き渡したとする。防衛省は「捜索のためでもレーダー照射は非常に危険」と反応。
・24日韓国軍は「レーダーは使用しておらず、P1に対して光学カメラのみを使用。カメラは火器レーダーの横にあり、アンテナも同時に動く」と発表。25日防衛省は「レーダーの特有電波を確認した」と反論。
・30日防衛省は哨戒機による映像を公開。韓国艦船に意図を問い合わせる英語での呼びかけを6回行っている。レーダー波を音波に変換したとする部分は、音声を消去処理して公開。
・20日最高裁が「九条俳句不掲載」訴訟について、「思想信条を理由とした不公平な取り扱いであり、違法」と判決。2014年さいたま市の公民館だよりに、俳句サークルで秀句に選定された「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句が不掲載になった問題。
・17日中国・烏鎮で日中高級事務レベル海洋協議。今年6月から運用開始した海空連絡メカニズムのホットライン設置時期など実効性のある運用をめざす話し合いなど。26~27日北京で海空連絡メカニズムの初会合。ホットライン開設は持ち越しとなる。中国は「日本は平和憲法の制約を破り、軍備を拡大している」と不信を表明。
・20日ロシア・プーチン大統領が年末の大規模記者会見。安倍首相との会談で北方領土返還について「米軍基地を配備しない」としたことについては「日本の決定権に疑問がある」とした。また、アメリカのINF全廃条約破棄に対し、ロシアも対抗措置を取ることを表明。26日新型・極超音速ミサイル「アバンガルド」を2019年中に実戦配備することを発表。同日、中西部オレンナルク州からカムチャッカへ飛距離6000kmの発射試験に成功した。
[中東・米軍]
・19日米軍がシリア撤退を開始。現在2000人の兵力を展開している。
・28日シリア・アサド政権軍がクルド人勢力YPGが支配する北部マンビジュに進軍。
・28日エジプト・カイロのギザピラミッド近くの路上で観光バスに対する爆弾テロ。外国人観光客とガイドの4名が死亡。内務省は「40人のテロリスト」を特定し、殺害したと発表。
・26日台湾の徴兵制度が中台関係の緊張緩和を理由として終了。これまでは1年制の徴兵制を敷いてきたが、昨年度の兵士が同日期間満了となって除隊した。今後は4ヶ月の軍事訓練を課す新制度を施行。