2021年11月
・9~11日陸上自衛隊全部隊演習が九州の6ヶ所で実施。日本通運やフェリー会社14社、航空1社の民間輸送が参加。戦車などを運搬。武力攻撃事態法に基づくものだが、「必要な措置を行う責務」のある「指定公共機関」に選定されていない10社も含まれていた。
・12日防衛大綱改定に向け「防衛力強化加速会議」が発足。敵基地攻撃能力の保有の検討などを進める。
・15日財務省の「財政制度審議会」の報告で、防衛省の部品コストが発注先にまかせきりで高騰していることが指摘される。発注先は三菱重工や川崎重工など。P1輸送機の部品価格は08年から20年に336%の増加。UH60Jへりなどは14年から20年で918%の増加。
・17日中国海軍測量艦が屋久島南を航行、18日ロシア海軍駆逐艦が対馬北東海域を航行、18日中国ミサイル艦とフリゲート艦が対馬東を航行、19日中国空軍爆撃機2機とロシア空軍爆撃機2機が日本の防空識別圏を共同飛行。
・23日中ロ国防相がオンライン会議。軍事協力を強化することを確認。
・24日ベトナムのファン・ミン・チン首相が来日。岸田首相と会談。「自由で開かれたインド・太平洋」をめざすことを確認。
・16日南シナ海でフィリピン軍に物資を運んでいた同国民間船2隻に対し、中国海警3隻が放水銃などで航行妨害。
・16日米中が初のオンライン首脳会談。
・アメリカは12月9~10日オンラインによる「民主主義サミット」を開催。110ヶ国・地域を招待。台湾は含まれるが、中国・ロシアは排除。
・26日ロシア・ソチでプーチン大統領とアゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相が会談。ナゴルノ・カラバフ紛争での国境画定の枠組みを年内にも開始することを決定。同地域では戦闘が継続していおり、16日にも20人の死者を出している。
・7日イラク、カディミ首相の自宅でドローンが爆発。当局は暗殺未遂として捜査。