2022年9月
・7日ソウルで日韓防衛次官級会議が6年ぶりにおこなわれる。
・11日沖縄知事選挙。現職玉城デニー氏が再選。
・27日日本武道館で安倍元総理の「国葬」。喪主は夫人で自宅から遺骨の出発に自衛隊儀杖隊が整列。警備には警察官20000人動員。式典では自衛隊音楽隊が戦前の軍歌「国の鎮め」、自衛隊の作曲による「悠久なる皇御国」などを演奏。アメリカからはハリス副大統領が参列。国家元首は少なく、インドのモディ大統領など。岸田首相は弔辞でQUADの話題を盛り込んだ。ミャンマーからは軍政権の駐日大使が参列。韓国からはナンバー2にあたる韓首相が来日、岸田首相と20分会談。
・21日から国連総会。一般演説でバイデン大統領がロシアを批難。ゼレンスキー大統領は特例でビデオ参加し「ロシアの拒否権剥奪」を訴える。
・1日ザポリージャ原発にIAEAの査察団が到着。6基のうち2基が稼働中だが、1日にも砲撃があり、1基は停止している。調査終了後もIAEAは常駐する計画。3日全電源喪失、非常電源に切り替え。11日稼働を続けていた6号機も停止。
・5日ロシアからのガス・パイプラインノルドストリームが8月31日から9月2日までの点検停止予定が再開せず。ロシアは「経済制裁が解除されるまで」と示唆。
・10日ウクライナ軍がハルキウ州イジュームへの補給基地クピャンスクを奪還。6日から奇襲攻撃を繰り返し、9日には州内の30以上の集落を奪還したと発表。14日ゼレンスキー大統領がイジューム入り。拷問施設・集団墓地が発見される。
・21日プーチン大統領が演説で核使用を示唆する「持っている手段を全部使う」と発言。同演説で、予備役の30万人に「部分的動員令」を発表。動員反対のデモが全土で起き、1400人が拘束。その後もデモは続き、事務局の銃撃や放火が相次ぐ。19~25日までにEUに脱出したロシア人は6.6万人以上。
・23~27日ウクライナ東部・南部の4州(独立した国家であると主張するドネツク、ルハンスク州と、ザポリージャ、ヘルソン州)で「ロシア連邦編入」の住民投票。プーチン大統領は「住民投票を支持し、可決され次第領土併合手続きに入る」と発表。投票所は設けられず、委員が各戸を回ったり、街頭で行われる。結果は87~99%の賛成とされ、プーチン大統領は「すべての手段で我々の土地を守る」と併合を宣言。
・30日ザポリージャ市で民間人の車列にミサイル16発の攻撃。25人以上が死亡。
・13日アゼルバイジャンがアルメニアに砲撃、アルメニアはロシア主導の集団安全保障条約機構CSTOに支援要請。ナゴルノカラバフを巡る紛争が再燃。14日プーチン大統領が両首脳と個別会談し、停戦合意。両国の死者は200人以上。23日ふたたびアゼルバイジャンが砲撃したとして、アルメニアは停戦合意破りを批難。
・29日中国・ロシア軍の艦隊7隻が大隅海峡を通過。
・2日インド初の国産空母「ビクラント」が就役。戦闘機・ヘリ30機を搭載可能。
・2日安全性の問題で8月16日以降すべて飛行停止していた米軍オスプレイCV22が運用再開。
・5日イギリスの与党・保守党が党首選。リズ・トラス外相が当選し、首相に。前ジョンソン政権路線を継承。
・9日イギリス・エリザベス女王が死去。
・16日イラン・テヘランで13日にヘジャブの着用が不適切として逮捕された女性が死亡。警察の拷問があったとして全土にデモが拡大。
・30日ブルキナファソで二回目のクーデター。今年1月のクーデターで実権を握った軍内部でさらに分裂。