日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもな出来事(2018.6.17-7.1)

おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
 
参考:今週のおもな出来事(2018.6.17-7.1)
[国内]
・17日防衛省はイージス・アショアの配備予定地である秋田市山口県阿武町で住民説明会を実施。秋田は120人の定員が事前に町会役員や教育関係者などに限定して案内され、一般は入場できなかった。
・政府は米朝会談を受け、昨年3月からこれまで29回実施してきたミサイル避難訓練を中止する方針。予定されていたのは宮城・栃木・新潟・富山・石川・奈良・徳島・香川・熊本の9県。
・18日韓国軍が竹島での二日間の防衛訓練を開始。日本の外務省は「きわめて遺憾」と抗議。
・21日沖縄・キャンプシュワブ近くの農作業小屋でガラスが割れ、銃弾のようなものが見つかる。22日キャンプシュワブは、基地からの銃弾であることも考えられるとして、射撃場の使用を一時中止。
・25日米海兵隊オスプレイの整備拠点となっている陸上自衛隊木更津駐屯地普天間基地所属のオスプレイが飛来。昨年2月に続き、2機目。
・今月11日那覇での米軍機F15墜落に関して、安倍首相は衆議院予算委員会で「飛行中止を我々が申し入れし、米軍が二日間中止した」と国会答弁。在日米軍司令部は「中止の要請は受け取っていない」と報道に答える。
 
[アメリカ/北朝鮮/韓国]
・19~20日北朝鮮・金委員長が北京を訪問し、習主席と会談。
20日米政府は、朝鮮戦争での消息不明だった米兵の遺骨200柱が、北朝鮮から引き渡されたと発表。いったん在韓米軍に引き渡され、ハワイの米軍基地に移送したとみられる。朝鮮戦争の1950~53年の期間に行方不明の米兵は7700人程度、うち5300柱程度が北朝鮮側に残されているとされる。
・29日在韓米軍司令部がソウルから南部・京畿道のキャンプ・ハンフリーズに移転し、開所式が行われる。
・7月1日アメリカ・北朝鮮板門店で非核化に向けての実務協議に入る。
 
・19日米トランプ政権が国連人権理事会を脱退。「イスラエルへの敵意は政治的偏向である」「中国やベネズエラのような人権に問題のある国が理事国を勤めている」と発言。トランプ氏は先の米朝会談で北朝鮮の人権問題には言及せず。
 
・イギリス・ウイリアム王子がイスラエル/パレスチナ両国を訪問。これまでイスラエルへの王族訪問が控えられてきた中で、初となる。
 
・17日アフガニスタン・ジャララバードで州政府の施設前で自爆テロ。停戦を祝ってタリバーンの戦闘員らが州知事に招待されていた。タリバーンは18日からの戦闘再開を宣言。
・17日コロンビア大統領選挙の決選投票で左翼ゲリラFARCとの停戦合意の見直しを主張したドゥケ上院議員が53.98%の得票で当選。合意尊重を求める左派候補は41.81%。
・23日エチオピア・アディママベルでアベー首相が出席する会場で爆発。1人が死亡。
・23日ジンバブエ・ブラワヨでムナンガグワ大統領が出席する選挙集会でステージ付近で爆発。大統領は降壇した直後で、側近らが負傷。
・24日トルコ大統領選挙でエルドアン大統領が再選。「すべてのテロ組織と戦う。シリアの土地の解放を続ける」と表明し、対クルド人勢力YPGの意図でのシリアへの軍事介入の続行を表明。
・25日EUからは「大統領権限を強める新制度は民主主義に大きな影響をおよぼす」「トルコ社会は集会・表現の自由が制限され、今回の選挙運動も公平ではなかった」など、祝意のないコメント。アメリカからも祝意なし。安倍首相は祝辞を送る。
・27日南スーダンで政府側とマシャル元副大統領の勢力とが和平合意。72時間以内に恒久的停戦に入り、3年以内に総選挙を行う。
・7月1日メキシコ大統領選挙。左派・国家再生運動のロペスオブラドール元メキシコ市市長が53.6%で当選。アメリカに対し「主権を尊重した対等な関係を求める」と公約。NAFTA再交渉にも「不平等」であるとして、慎重な姿勢。