日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもな出来事(20.10.2-10.23)

今週のおもな出来事(20.10.2-10.23)
 
[国内]
・5日陸上自衛隊朝霞駐屯地の隊員28名がバーベキューに外出し、covid-19に集団感染したと判明。外出の報告もされていなかった。
・6日アメリカ・ポンペオ国務長官が来日、菅首相と会見、「自由で開かれたインド太平洋」を強調し、同盟強化を確認。同時に日米豪印外相会談が開かれる。
・7日鹿児島県、米軍の離発着訓練施設が予定されている西之表馬毛島に関し、同市長が訓練に不同意を表明。「地元に基地被害を甘んじて受ける覚悟を迫っている」と国の態度を批判。施設整備には、土地取得では民間の空港と合意しているが残地の一部に市有地が含まれており、また、港湾整備のためのボーリング調査も市の許可が必要。
・17日菅新総理が靖国神社に真榊を奉納。19日安倍前首相が靖国神社に参拝。2013年以来。
・18日菅首相が初外遊。19日にベトナム・ドック首相と、20日インドネシア・ウィトド大統領と会談。ベトナムでは日本製防衛装備・安全保障技術の輸出についての条件を合意。
 
・2日フランス・マクロン大統領がイスラム過激派対策として、年末までにモスクへの規制強化法を成立させると発表。
・16日フランス・パリ近郊の中学で、教師が首を切断された遺体で発見される。容疑者は射殺。教師は今月上旬にムハンマドを侮辱する風刺画を教材として使った。
 
・3日スーダンの暫定政府と反政府勢力が和平合意。2003年から紛争が続いている。
・3日中国がインターネット上に釣魚島(尖閣諸島)デジタル博物館を立ち上げる。文献や地図などが掲載。
 
・5日アメリカCOVID-19陽性で入院したトランプ大統領が二日で退院。7日に執務再開。ホワイトハウスでは軍関係者を含む34人が感染。
・8日ミシガン州知事(民主党)の拉致計画を企てたとして、トランプ大統領の支持者13人をFBIが起訴。
・16日来年2月に期限となる、米露間の新戦略兵器削減条約(新START)の一年延長についてロシア案をアメリカが拒否。アメリカ側の要求は核弾頭増強を凍結することが延長の条件としているが、ロシアは「いかなる条件もつけずに延長」としているため。
 
・9日アゼルバイジャンアルメニアがモスクワで、ロシアを加えた三カ国協議を開始。10日に停戦合意。12日に爆撃があり、戦闘再開と見られる。17日に再度停戦合意するが、戦闘は続いている。
・10日朝鮮労働党創建75年の軍事パレードがおこなわれる。
・15日タイ・政権退陣、王室改革を求めるデモが拡大し、政府はバンコクに非常事態宣言。デモを排除し、20人余りを逮捕。
・19日アメリカ政府はスーダンテロ支援国家指定を解除。米兵犠牲者に3億3500万ドル(350億円)の賠償金支払いに合意したため。
20日ナイジェリア、今月初頭からデモが続き、全土での死者は56人以上に。警察の対強盗特殊部隊が鎮圧に投入され、デモ隊への暴行、虐待、拷問などが行われている。抗議を受けて11日政府は部隊の解体を発表したが、市民への警察による攻撃は続いている。
・23日リビアで暫定政府と反政府組織LNAが停戦合意、即日発効。
 
・9日ノーベル平和賞国連世界食糧計画WFPに。国連機関の受賞は9回目。
・22日EU議会は人道・平和に貢献した人物・団体などに授与するサハロフ賞を、ベラルーシ反政府運動に決定。受賞主体としては政府と反政府デモの対話を求める「調整評議会」や、ノーベル文学賞作家のアレクシェービッチ氏らの「勇気ある女性たち」とした。