今週のおもな出来事(20.10.23-11.17)
・10月24日国連で採択されていた核兵器禁止条約が50ヶ国の締結により発効。50ヶ国目はホンジュラス。中南米・オセアニア、アフリカの小国が多く、核保有国は署名していない。日本政府は「アプローチが異なる」として不参加。
[国内]
・13日秋田・山口での配備が白紙となったイージス・アショアの代替案について、民間委託していた調査の中間報告。陸上型のイージスの洋上転用は技術的に可能とされる。
・17日オーストラリア・モリソン首相が来日し、菅首相と首脳会談。日豪共同訓練における相互訪問の円滑化で合意。
・29日フランス、ニースの大聖堂で刃物を持った男が3人を殺害。容疑者はチュニジア人。
・2日オーストリア・ウィーンでシナゴーグから周辺繁華街のバーなど、6ヶ所で連続した銃乱射、4人以上が死亡。単独犯と見られる。容疑者は昨年ISに参加しようとして実刑を受け、12月に出所して保護観察中だった。
[アメリカ]
・3日アメリカ・トランプ政権は台湾にドローン4機を6億ドル(630億円)で売却決定。台湾への武器売却は、10月19日に空対地ミサイルなど18億ドル、26日に沿岸防衛システムなど24億ドルと続いている。
・12日トランプ大統領は政権幹部に「イランの核施設を数週間以内に攻撃する選択肢はあるか」と要求。
・4日エチオピア、ティグレ人民解放戦線TPLFが軍施設を襲撃。アビー首相は「一線を越えた。政府は軍事衝突に向かわざるを得ない」として、北部ティグレ州に6ヶ月の非常事態宣言。アビー首相は昨年のノーベル平和賞受賞者。6日政府はTPLFの軍事施設を空爆。10日隣国スーダンは難民6000人以上が入ったと報道。14日隣国エリトリアの首都の空港にエチオピアからのロケット弾が着弾。エチオピア政府はエリトリアがTPLFを支援していると批難していた。