おわびとお知らせ:
「日本は戦争すると思いますか?」のシールアンケートの結果まとめとして運営している本サイトですが、取材者の都合により、これまでの1~2週に一回ペースでのアンケート採取ができなくなりました。アンケート結果の掲載はしばらくお休みしますが、今後の参考のため、日本と世界のニュースのまとめだけはアップしていきます。
参考:今週のおもな出来事(2019.12.10-12.28)
[日本]
・来年度の防衛予算が5兆3133億円と過去最大になる見通し。19年度から1.1%の増加。いずもの「空母化」改修に31億円、F35B戦闘機6機に793億円、イージス・アショア2基に129億円など。また、アメリカなどからの武器購入の「後年度負担」が年々累積しており、今年度だけで2兆5633億円となる。
・20日防衛省は米軍のFCLP訓練のために買収した馬毛島に、100人規模の自衛隊基地を置くことを地元・西之表市に説明。FCLPは年1~2回、10日程度の予定であり、それ以外の期間に自衛隊の戦闘機機動展開やパラシュート降下などの訓練を行う意向。
[日中韓]
・16日韓国・ソウルで3年半ぶりに日韓の輸出管理部門の局長級会談。対話継続で合意。
・18日河野防衛相が北京で中国国防相と会談。10年ぶり。中国側は「積極的に二国間の安全関係を構築」を求める。
・24日中国・成都で安倍首相が韓国・文大統領と会談、1年3ヶ月ぶり45分。韓国側は「北朝鮮をはじめとする安全保障について、日韓、日米韓の連携はきわめて重要である」とした。日本からは徴用工問題について「韓国側の責任において解決策を」と要請。
・27日韓国軍が竹島で「領土守護訓練」を実施。年二回予定されており、今年6月は日韓関係の悪化から8月に延期されていた。
[日ロ]
・19日モスクワで茂木外相とラブロフ外相が会談。平和条約の交渉継続で合意したが、大きな進展はなし。同日プーチン大統領は記者会見でINF全廃条約破棄後のアメリカが北方領土に地上発射型中距離ミサイルを配備することの懸念を「平和条約の協議の対象となる」と発言。
[日本/イラン]
・27日自衛隊の「調査・研究」目的での中東派遣を閣議決定。来年1月からソマリアで展開しているP3C1機を転用し、2月からは護衛艦たかよみと隊員260人を派遣する。期間は1年間。活動地域はオマーン湾、アラビア海北部、アデン湾でホルムズ海峡は除外された。イランは「イラン領海からは離れている」として批判せず。
・27~30日、中国・ロシア・イランがホルムズ海峡周辺で共同訓練。中国はミサイル駆逐艦「西寧」を派遣。
[アメリカ]
・14日米中が制裁関税緩和の「第一段階」文書に合意。
・17日アメリカ上院で国防予算、国防権限法案が可決。宇宙部隊が軍に昇格。予算は3%増の7380億ドル(80兆円)。
・18日アメリカ下院本会議がトランプ大統領の「ウクライナ疑惑」での弾劾訴追を可決。今年7月、トランプ氏がウクライナ・ゼレンスキー大統領に電話し、民主党のバイデン前副大統領の息子の投資についての調査を要求、その一週間前に4億ドルの軍事支援を凍結し、取引材料としたとされることが、アメリカの安全保障に反するとされている。