日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

おもなできごと2022年6月

2022年6月
 
・6日海上自衛隊が地中海でNATOと初の共同訓練。
・9日国連総会で日本が安保理非常任理事国に選出される。来年から2年間で、12回目。
・10日シンガポールでアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)開催。米中国防相が会談。11日には日米豪が会談し、日本が集団安全保障に基づく「武器等防護」をアメリカだけでなくオーストラリアにも拡大することが決定。11日日米韓会談。2017年末で途絶えていた三カ国での共同訓練を再開することを声明で発表。
・12~21日中国4隻・ロシア5隻の艦隊が太平洋側から日本列島を周回航行。
・16日太平洋地域16ヶ国(フィリピン、カナダ、チリなど)の軍指揮官が横須賀基地木更津駐屯地などを視察。
 
・1日ドイツがウクライナに対空ミサイルとレーダーのシステムIRIS-Tの提供を決定。
・1日デンマークEUの「共通防衛政策」に参加することを国民投票で決定。賛成67%。
・5日ロシアがカスピ海上空の戦略爆撃機TU95から1400km離れたキーウを巡航ミサイルで攻撃。
・12日東部の激戦地ドンバスでロシアが攻勢。化学工場への攻撃が集中。
・15日ロシア側がセベロドネツクに「人道回廊」設置を呼びかけ。
・16日キーウをマクロン・フランス大統領、シュルツ・ドイツ首相、ドラギ・イタリア首相が訪問し、ゼレンスキー大統領に「EU加盟を支持する」と約束。
・16日オランダ内務省がハーグのICCに入省しようとしたロシアGRUのスパイを摘発したと発表。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学院で推薦状を獲得し、ブラジルを母国とする偽の履歴を作っていた。ブラジルに送還。
・17日ウクライナ軍が黒海アメリカから提供された対艦ミサイル・ハープーンでロシアの小型軍用艇を破壊。
・17日ロシアがウクライナ軍に参加した元米兵2名を捕虜にしたと報道。9日にハルキウ入りしてから行方不明となっていた。
・17日ロシア・サンクトペテルブルグで国際経済フォーラム開催。
・18日ゼレンスキー大統領が南部・ミコライウの前線を訪問。
・19日ウクライナ政府はロシアの侵攻を支持するロシアのアーティストの音楽や映像を公共の場で再生することを禁じる。一方「侵攻に反対するロシア・アーティスト」のリストを発表。
・23日アメリカがウクライナに4億5000万ドル(610億円)の追加支援。ミサイル防衛システム・HIMARSなど。
・24日セベロドネツクからウクライナ軍が撤退。化学工場に市民568人が退避している。26日セベロドネツク陥落。
・26日キーウにミサイル攻撃。幼稚園と集合住宅に命中し、1人が死亡。
・27日中部ポルタワ州・クレメンチュクのショッピング・モールにミサイルが命中。
・30日ウクライナ黒海の要衝・ズミイヌイ島を奪還。穀物輸出再開の拠点となりうる。
・30日プーチン大統領が国際出資のガス田「サハリン2」をロシア企業に譲渡命令。三井・三菱が出資。
 
・26~28日ドイツ・エルマウでG7首脳会議。
・28~30日マドリードNATO首脳会議。岸田首相・韓国の尹大統領なども「パートナー国」として参加。2022年「戦略概念」を策定。ロシアを「戦略的パートナー」としていた従来の位置づけから「最大かつ直接の脅威」に変更。バルト海黒海の即応部隊4万人を30万人に増派。中国は「ロシアと戦略的関係を強化し、野心と威圧的政策でNATO国益や安全保障に対抗」と記載。トルコがスウェーデンフィンランドの加盟に合意。PKKの活動阻止、トルコへの引渡しが条件。
・29日日米韓会談、北朝鮮の脅威に協力して当たることを確認。オーストラリア、ニュージーランドとも日韓が三者会談。
 
・1日北京近郊で政府の「ゼロコロナ政策」によって北京市内への移動が制限された住民が抗議し、警官と衝突。
・5日北朝鮮が35分の間に4ヶ所から8発の核搭載可能な短距離弾道ミサイルを発射。短時間での同時発射としては過去最多。移動式発射台を用いたと推測される。日本は当初6発と発表。韓国の観測で8発と訂正。
・6日米韓が10分間で8発の地対地ミサイルを発射訓練。
・8日カンボジア南西部リアム海軍基地の拡張工事着工式典に中国大使が参列。カンボジア軍と共同使用し、ジブチに次ぐ2ヶ所目の海外拠点となることが懸念される。 
・12日北朝鮮が海岸部から黄海へ多連装ロケット砲5発を発射。
・17日中国・上海で四隻目の空母・福建が進水。艦載機をカタパルト式で発射する空母は中国初。
・19日中国が地上配備型弾道ミサイル迎撃システムの実験に成功。
・21日韓国が自国開発のロケットを初めて衛星軌道に乗せる。衛星軌道到達は7ヶ国目。
 
・19日コロンビア大統領選挙・決選投票で元左翼ゲリラの左派ボゴダ市長のペトロ氏が勝利。
・21日アメリカがトランプ大統領時代に緩和していた対人地雷の制限をふたたび強化。朝鮮半島以外での使用を禁止。国際的対人地雷禁止のオタワ条約には加盟していない。
・21~23日ウィーンで核兵器禁止条約締結国会議。