日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

おもなできごと 23年2月

・1日陸自立川駐屯地木更津駐屯地配備のオスプレイが初飛来。今後定期的な訓練を予定。
・7日三菱重工が決算で国産旅客機スペースジェットの開発断念を決定。
・9日フィリピンのマルコス大統領が来日。安全保障の連携を確認し、共同軍事演習の手続きの簡素化を進める。岸田首相は来年3月までに6000億円の支援を約束。
・10日政府は「防衛装備品生産強化」案の検討を開始。特定秘密に加えて「装備品等秘密」を設定し、社員などが漏洩したら罰則。防衛装備品産業の企業が事業継続困難となった場合は国が施設を買い取ることができるようにする。原材料調達・輸入に関して資料提出を要求できる。
・14日防衛省はトマホークミサイルを23年度一括購入、最大500発と発表。またアメリカの気球撃墜を受け、2019年から21年に日本上空に飛来した気球は中国のものだと「強く推定」。ミサイルでの撃墜を可能にできるよう要件見直しを検討開始。16日自衛隊法84条「正当防衛・緊急避難」の解釈変更で武器使用可に。
広島市の小中学生向け平和教材「ひろしま平和ノート」が改訂。「はだしのゲン」が不採用に。
・17日種子島宇宙センターJAXAが新型H3ロケット初号機のブースターに着火せず「中止」に。
・18日~3月12日の日程で日米合同演習アイアンフィスト開始。大分県陸上自衛隊日出生台演習場で離島奪還訓練を報道公開。
20日渡辺秀史日本ミャンマー協会長と、同協会顧問の麻生元総理にミャンマー軍が勲章と名誉称号を授与。、
・27日衆議院予算委員会で岸田首相がこれまで回答できないとしていたトマホークの購入予定を400発と回答。
 
・2日アメリカ・オースティン国防長官がフィリピンを訪問、国防相、マルコス大統領らと会談し、対中防衛協力の強化で合意。
・2日アメリカ国防総省が監視気球の領空侵入を発表。中国から飛来したとして、3日のブリンケン国務長官の訪中を延期。4日撃墜。中国側は民間のものが誤って飛行しているとしている。10日アラスカでも気球発見。11日カナダ上空で撃墜。13日中国はアメリカは22年に10回以上気球を中国に侵入させていると発表。14日国防省は4つのうちあとの3つは無害の可能性が高いと発表。15日最初のものも「意図的でなく進路をはずれた可能性」と発表。18日ミュンヘンでブリンケン国務長官王毅政務局長が会談。
・8日北朝鮮平壌で軍創設75周年の軍事パレード。固体燃料型ICBMも披露。
・18日北朝鮮平壌付近からICBM火星15を発射、日本のEEZ内に落下。
・19日日本海上で日米合同演習。F15戦闘機、B1B戦略爆撃機などが参加。
20日北朝鮮平安南道から短距離弾道ミサイル2発を発射。「戦術核手段」と公表。
20日台湾野党国民党の副主席が中国訪問を報告。北京・上海ほか主要都市の共産党トップと会談。
・22日南アフリカで中国・ロシアとの三国海軍演習。2019年以来3度目。
 
・3日EUフォンデアライアン欧州委員長とミシェル首脳会議常任議長がキーウ訪問。ゼレンスキー大統領はEU早期加盟を訴えるも、EU側は難色。軍事訓練支援の増強を約束。
・8日ウクライナのゼレンスキー大統領が訪英。開戦以来2回目の出国。9日ベルギー・ブリュッセルEU首脳会議に参加。「加盟への道は長く険しい」と評価される。
・10日ウクライナ全土に黒海艦隊などからミサイル攻撃。
・17日ミュンヘン安全保障会議開始。ゼレンスキー大統領はビデオ参加。
・17日イギリスの在ドイツ大使館警備員が親ロシアのスパイ活動で裁判にかけられる。
20日バイデン大統領がキーウ訪問。5億ドルの支援を約束。21日ポーランドワルシャワで演説。
・21日ロシア・プーチン大統領が年次教書演説。アメリカとの核軍縮STARTの停止を発表。ウクライナは「歴史的領土であり、祖国防衛戦争である」として、従来の国内のロシア系住民の保護などの理由から転換。
・22日国連緊急特別会合。ロシアの無条件撤退を議案に。23日投票結果は141ヶ国賛成。反対はベラルーシ北朝鮮エリトリア、マリ、ニカラグア、ロシア、シリア。ロシアとの安全保障同盟国であるアルメニアキルギスカザフスタンなどは棄権。
・24日中国がロシア-ウクライナ戦争に対する「中国の立場」文書を発表。対話と停戦に向けて建設的な役割を果たしたいとし、ロシアの核攻撃、原発に対する攻撃に反対。国際社会によるロシアへの「一方的な制裁」には反対するとした。24日ゼレンスキー大統領が「今後我々の側に立つと信じている」とコメント。3月1日ベラルーシのルカシェンコ大統領が訪中、文書への支持を表明。
 
・2日ミャンマー戒厳令を7都市から37郡区に拡大。
・6日トルコ・シリアの国境でマグニチュード7.2の巨大地震。13日国連がトルコ-シリアの越境地点を1ヶ所から3ヶ所に拡大。14日シリアと断交中のサウジアラビアが食糧など支援。16日シリア北西部でアサド政権軍と反体制派が衝突。21日イスラエルがシリアのダマスカスを空爆。5人以上が死亡。
・26日ヨルダンでイスラエルパレスチナの治安当局者が会談。アメリカ、エジプトが同席。イスラエルに対し、入植地拡大を四ヶ月停止を求めたが、イスラエル側は「凍結はない」と拒否。
・26日イタリア・イオニア海で250人以上が乗る難民船が沈没。62人以上が死亡。