日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもな出来事(20.8.21-9.4)

今週のおもな出来事(20.8.21-9.4)
 
[国内]
・21日新潟県燕市教育委員会会議で、教育長が「コロナ禍(による経済的打撃)の解消には、どこかで大きな戦争が起きるしかない」と発言。米中が自国以外で、あるいはクリミア、などと名指し。
・28日安倍首相が退任改憲。体調不良で政治的判断がくだせないため。新総理選出の9月中旬までは続任する。
・9月1日東京・横網町公園関東大震災の追悼式。例年同日におこなわれる震災時に虐殺された「朝鮮人犠牲者追悼式典」に、小池都知事は今年も追悼文を送らず。また、式典に抗議する虐殺否定派の集会に対し、主催団体がヘイトスピーチ認定されたにもかかわらず、公園の使用許可が下り、隣接して開催された。
・4日4月に沖縄・米軍普天間基地から流出した泡消火剤PFOSについて、米軍は「バーベキューをしていたところ、自動で放出され、停め方がわからなかった」と原因を公表。
 
[アメリカBLM]
・23日アメリカ・ウィスコンシン州で警官が無抵抗の黒人男性を車内で銃殺。25日大規模な抗議デモ。「自警団」を名乗る17歳の白人男性がライフルでデモ隊に発砲し、逮捕される。参加者2名が死亡、1名が重傷。
・29日トランプ大統領が連邦部隊を送りこむなどして抗議デモとの衝突が激化しているオレゴン州ポートランドで、ANTIFAを名乗る男が極右団体と争いになり、相手を射殺。9月3日警察が容疑者を発見し、射殺。
 
・8月9日に大統領選挙。現職ルカシェンコ氏が80%の得票率で6選。政府による弾圧反対を訴えた対立候補チハノフスカヤ氏は6%の得票率とされ、選挙後に危険をおそれて海外に出国。市民は不正選挙であるとしてデモが続いている。23日ベラルーシの選挙結果についてロシア・ラブロフ外相が「ルカシェンコ氏が当選しなかったと証明することは不可能だ」と浙浙発言。24日対立候補だったチハノフスカヤ氏の陣営幹部2名が拘束される。30日全土で大規模デモ。120人以上が拘束。
 
・23日イラン原子力庁は7月2日に起きた核関連施設の火災について「外部からの破壊活動」と発表。9月4日IAEAはイランの低濃縮ウラン貯蔵量が2tと発表。制限量の10倍にあたる。
 
・25日中国軍が演習のために定めた飛行禁止区域を米軍U2偵察機が無断立ち入り。中国は訓練妨害と非難。26日中国は本土二ヶ所(青海省浙江省)から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射。DF26DとDF26で、射程は4000km。26日アメリカは中国による南シナ海岩礁埋め立ての「軍事化」工事に関わったとして、中国国有企業幹部などに経済制裁。27日南シナ海西沙諸島近辺で、米海軍が「航行の自由」作戦。
 
・2日フランス、雑誌・シャルリー・エブドが2015年1月に編集部が襲撃されたきっかけとなったイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画5点を再度掲載。マクロン大統領は「冒涜の自由はある」と発言。
 
・8月20日ロシアの野党指導者ナバリヌイ氏が飛行機機内で意識を失い、オムスクの病院に搬送される。関係者は「毒を盛られた」として、ドイツへの転院を求めるが、病院側が拒否。22日、一転して許可がおり、ナバリヌイ氏はドイツへ搬送された。9月2日ドイツ政府は神経毒のノビチョクが検出されたと発表。
・3日ロシア軍はサハリンで「対日戦勝記念日パレード」。これまでは第二次大戦の戦勝記念日だったが、今年から対日戦勝に変更された。
 
・9月1日香港政府トップの林鄭行政長官は定例会見で香港政府の行政権は中国政府の権限に基づくとして「三権分立はない」との見解を表明。行政長官が公に一国二制度の否定したのは初めて。