日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

おもなできごと2023年8月

・3日アメリカ司法省は海軍軍人2人を中国へのスパイ容疑で起訴。21~23年にかけて、インド洋での作戦計画や沖縄のレーダーシステムを中国軍に提供していた。
・6日広島平和記念式典。松井市長は「核抑止は破綻している」と演説。
・7日日本生命がESG投資の方針として、核兵器製造企業への投資をしないことを発表。
・7日米紙ワシントン・ポストが2020年に米NSAが日本に対し、中国が日本の防衛機密に対して「深く継続的に」ハッキングしていると警告したが、日本は対応しなかった、と報道。
・8日麻生元総理が台湾での講演で台湾有事に際して「戦う覚悟」と発言。
・9日長崎平和記念式典。台風を警戒し、室内で50人のみが参列。岸田首相も不参加。
・15日全国戦没者追悼式が台風のため縮小して実施。岸田首相のあいさつは前年と9割が同文だった。靖国神社には高市経済安保大臣と萩生田政調会長、「みんなで靖国に参拝する国会議員の会」67人が参拝。韓国の光復節ではユン大統領が日米韓を「安全保障と経済のパートナー」と表現。
・16日先月17日に板門店ツアーから北朝鮮に越境した米軍人について北朝鮮が「亡命の意向である」と発表。
・19日中国のミサイル部隊を含む空・海軍が台湾周辺で大規模演習。
・18日アメリカ・キャンプデービッドで日米韓の初首脳会談。三国の連携強化を確認。日米は極超音速ミサイルの共同開発に合意。
・21~31日米韓演習・乙支フリーダムシールドが過去最大規模で展開。文前大統領が規模縮小し、中止していた全国市民空襲訓練も23日に実施。
・23日自民・公明の実務者協議で防衛装備移転三原則の拡大が提案。イギリス・イタリアと共同開発する次世代戦闘機の第三国への直接輸出や、殺傷能力のある装備も類型の範囲内であれば移転可能とするなど。
・24日北朝鮮平安北道から衛星「万里鏡1」を打ち上げ、運搬ロケットの3段目点火に失敗して墜落。
・24日東京電力福島第一原子力発電所メルトダウンした原発に流れ込んだ地下水等をALPS処理した水を海洋放出開始。30年の予定。中国が日本の水産物を全面禁輸。27日外務省が中国への渡航注意喚起。
・25-26日岸田首相が沖縄をバスケW杯観戦のため訪問。首里城を訪れる。知事との面会、安全保障関係の視察はおこなわず。
・27日北朝鮮・金主席が海軍司令部で戦術核配備方針を発表。
・28日アメリカが射程900kmの長距離巡航ミサイルJASSM-ERを日本に売却する決定。1基1億400万ドル(150億円)で、日本は最大50基を要求。
・28日中国自然環境省が2023年の「標準地図」を発表。管理区域を主張する九段線のさらに外側、台湾の東に線が一本増えている。ASEAN各国から「拒否する」と非難。
・30日北朝鮮順安から短距離弾道ミサイル2発を発射。「戦術核攻撃訓練」であり、韓国軍事拠点を「焦土化」する想定であると発表。
・30日松野官房長官が来月1日で100年となる関東大震災時における「朝鮮人虐殺」について「政府の調査のかぎり記録が見当たらない」と記者会見で発言。
・31日24年度予算の概算要求が出揃う。防衛省は7兆738億円で過去最多。大分県にミサイルを新たに配備、イージス艦2隻を新造など。
 
・4日モスクワ裁判所が反体制活動家のナワリヌイ氏を「過激派組織創設」の罪状で禁錮19年を求刑。
・4日ノボロシスクでロシア海軍基地に無人艇攻撃。5日黒海のクリミア橋近くでロシアのタンカーがドローン攻撃で爆発。6日チョンハル橋などでミサイルによる爆発。ウクライナ保安局・海軍が攻撃を認める。9日モスクワにドローン攻撃。
・7日ウクライナ保安局はゼレンスキー大統領暗殺計画で女1名を逮捕。6月のミコライウ訪問の旅程をロシアに提供しようとしていた容疑。
・7日ウクライナドネツククラマトルスクにロシアが空爆。救助活動を狙い、9人以上が死亡。
・13日黒海南西部でロシア哨戒艦パラオ船籍の貨物船に臨検を要求。貨物船が応じなかったため、警告射撃のうえ、ヘリで強行した。貨物船はウクライナ穀物積み出し拠点であるイズマイールに向かっていた。
・16日ウクライナが東部ドネツク州のウロジャイネを解放。
・19日ウクライナ北部チェルニヒウでドローンメーカーの展示会が開かれていた劇場をロシアが空爆。7人以上が死亡。
20日オランダとデンマークウクライナにF16戦闘機を初の提供。
・21日ワグネルのプリゴジン氏が反乱以来初のSNS投稿。「アフリカのある国」にいるとしている。
・22日南アフリカヨハネスブルクBRICS首脳会議。プーチン大統領ICC国際刑事裁判所の手配のためオンライン参加。ラブロフ外相が参加。サウジアラビア、アルゼンチン、エジプト、イラン、エチオピアUAEの加盟を検討。地球人口の46%、GDPの28%を占める計算。
・22日ロシアのスロビキン副司令官が解任、拘束か。プリゴジン氏と近い関係といわれていた。
・23日モスクワ北西部トベリシ州でプリゴジン氏、共同創業者のウトキン氏らを乗せたワグネルのジェット機が墜落。乗員含む10人全員が死亡。
・24日ウクライナが日本たばこJTインターナショナルをロシアの戦争支援企業に指定。JTIはロシアのたばこ市場でシェア34.9%を占めている。
・25日オランダのハイネケン・ビールがロシア撤退。7ヶ所の工場を地元企業に1ユーロで売却。
・25日クリミアでウクライナのドローン42機が攻撃、24日には半島西端の集落オレニウカに部隊が上陸。
・28日ウクライナザポリージャ西部の集落ロボティネを解放。
・30日ロシア北西部プスコフ州でドローンによる空港攻撃により輸送機4機が損傷。キーウでロシアのミサイルとドローン攻撃、2人以上が死亡。
 
・1日アメリカ・ワシントン連邦地裁がトランプ前大統領を「議会襲撃をあおった」容疑で3回目の起訴。9日ユタ州でバイデン大統領暗殺をSNS投稿していた親トランプの男をFBIが射殺。
・1日軍のクーデターが起こったニジェールでフランスが外国人退避を進める。日本人10人も退避。6日周辺のナイジェリアやマリなどが構成する「西アフリカ諸国経済共同体ECOWASが、ニジェールに対しての武力介入を示唆していた期限。10日ECOWASはナイジェリアで首脳会合。ニジェール周辺へ部隊配備命令。19日ECOWASはクーデター主導者のチアニ将軍と面会。軍政は3年以内に民政移管する方針を主張。
・23日インドが無人探査機の月面着陸に成功。世界で4ヶ国目。
・30日ガボン、国軍がTVで「政権を掌握した」と発表。大統領を拘束。