日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

おもなできごと2023年8月

・3日アメリカ司法省は海軍軍人2人を中国へのスパイ容疑で起訴。21~23年にかけて、インド洋での作戦計画や沖縄のレーダーシステムを中国軍に提供していた。
・6日広島平和記念式典。松井市長は「核抑止は破綻している」と演説。
・7日日本生命がESG投資の方針として、核兵器製造企業への投資をしないことを発表。
・7日米紙ワシントン・ポストが2020年に米NSAが日本に対し、中国が日本の防衛機密に対して「深く継続的に」ハッキングしていると警告したが、日本は対応しなかった、と報道。
・8日麻生元総理が台湾での講演で台湾有事に際して「戦う覚悟」と発言。
・9日長崎平和記念式典。台風を警戒し、室内で50人のみが参列。岸田首相も不参加。
・15日全国戦没者追悼式が台風のため縮小して実施。岸田首相のあいさつは前年と9割が同文だった。靖国神社には高市経済安保大臣と萩生田政調会長、「みんなで靖国に参拝する国会議員の会」67人が参拝。韓国の光復節ではユン大統領が日米韓を「安全保障と経済のパートナー」と表現。
・16日先月17日に板門店ツアーから北朝鮮に越境した米軍人について北朝鮮が「亡命の意向である」と発表。
・19日中国のミサイル部隊を含む空・海軍が台湾周辺で大規模演習。
・18日アメリカ・キャンプデービッドで日米韓の初首脳会談。三国の連携強化を確認。日米は極超音速ミサイルの共同開発に合意。
・21~31日米韓演習・乙支フリーダムシールドが過去最大規模で展開。文前大統領が規模縮小し、中止していた全国市民空襲訓練も23日に実施。
・23日自民・公明の実務者協議で防衛装備移転三原則の拡大が提案。イギリス・イタリアと共同開発する次世代戦闘機の第三国への直接輸出や、殺傷能力のある装備も類型の範囲内であれば移転可能とするなど。
・24日北朝鮮平安北道から衛星「万里鏡1」を打ち上げ、運搬ロケットの3段目点火に失敗して墜落。
・24日東京電力福島第一原子力発電所メルトダウンした原発に流れ込んだ地下水等をALPS処理した水を海洋放出開始。30年の予定。中国が日本の水産物を全面禁輸。27日外務省が中国への渡航注意喚起。
・25-26日岸田首相が沖縄をバスケW杯観戦のため訪問。首里城を訪れる。知事との面会、安全保障関係の視察はおこなわず。
・27日北朝鮮・金主席が海軍司令部で戦術核配備方針を発表。
・28日アメリカが射程900kmの長距離巡航ミサイルJASSM-ERを日本に売却する決定。1基1億400万ドル(150億円)で、日本は最大50基を要求。
・28日中国自然環境省が2023年の「標準地図」を発表。管理区域を主張する九段線のさらに外側、台湾の東に線が一本増えている。ASEAN各国から「拒否する」と非難。
・30日北朝鮮順安から短距離弾道ミサイル2発を発射。「戦術核攻撃訓練」であり、韓国軍事拠点を「焦土化」する想定であると発表。
・30日松野官房長官が来月1日で100年となる関東大震災時における「朝鮮人虐殺」について「政府の調査のかぎり記録が見当たらない」と記者会見で発言。
・31日24年度予算の概算要求が出揃う。防衛省は7兆738億円で過去最多。大分県にミサイルを新たに配備、イージス艦2隻を新造など。
 
・4日モスクワ裁判所が反体制活動家のナワリヌイ氏を「過激派組織創設」の罪状で禁錮19年を求刑。
・4日ノボロシスクでロシア海軍基地に無人艇攻撃。5日黒海のクリミア橋近くでロシアのタンカーがドローン攻撃で爆発。6日チョンハル橋などでミサイルによる爆発。ウクライナ保安局・海軍が攻撃を認める。9日モスクワにドローン攻撃。
・7日ウクライナ保安局はゼレンスキー大統領暗殺計画で女1名を逮捕。6月のミコライウ訪問の旅程をロシアに提供しようとしていた容疑。
・7日ウクライナドネツククラマトルスクにロシアが空爆。救助活動を狙い、9人以上が死亡。
・13日黒海南西部でロシア哨戒艦パラオ船籍の貨物船に臨検を要求。貨物船が応じなかったため、警告射撃のうえ、ヘリで強行した。貨物船はウクライナ穀物積み出し拠点であるイズマイールに向かっていた。
・16日ウクライナが東部ドネツク州のウロジャイネを解放。
・19日ウクライナ北部チェルニヒウでドローンメーカーの展示会が開かれていた劇場をロシアが空爆。7人以上が死亡。
20日オランダとデンマークウクライナにF16戦闘機を初の提供。
・21日ワグネルのプリゴジン氏が反乱以来初のSNS投稿。「アフリカのある国」にいるとしている。
・22日南アフリカヨハネスブルクBRICS首脳会議。プーチン大統領ICC国際刑事裁判所の手配のためオンライン参加。ラブロフ外相が参加。サウジアラビア、アルゼンチン、エジプト、イラン、エチオピアUAEの加盟を検討。地球人口の46%、GDPの28%を占める計算。
・22日ロシアのスロビキン副司令官が解任、拘束か。プリゴジン氏と近い関係といわれていた。
・23日モスクワ北西部トベリシ州でプリゴジン氏、共同創業者のウトキン氏らを乗せたワグネルのジェット機が墜落。乗員含む10人全員が死亡。
・24日ウクライナが日本たばこJTインターナショナルをロシアの戦争支援企業に指定。JTIはロシアのたばこ市場でシェア34.9%を占めている。
・25日オランダのハイネケン・ビールがロシア撤退。7ヶ所の工場を地元企業に1ユーロで売却。
・25日クリミアでウクライナのドローン42機が攻撃、24日には半島西端の集落オレニウカに部隊が上陸。
・28日ウクライナザポリージャ西部の集落ロボティネを解放。
・30日ロシア北西部プスコフ州でドローンによる空港攻撃により輸送機4機が損傷。キーウでロシアのミサイルとドローン攻撃、2人以上が死亡。
 
・1日アメリカ・ワシントン連邦地裁がトランプ前大統領を「議会襲撃をあおった」容疑で3回目の起訴。9日ユタ州でバイデン大統領暗殺をSNS投稿していた親トランプの男をFBIが射殺。
・1日軍のクーデターが起こったニジェールでフランスが外国人退避を進める。日本人10人も退避。6日周辺のナイジェリアやマリなどが構成する「西アフリカ諸国経済共同体ECOWASが、ニジェールに対しての武力介入を示唆していた期限。10日ECOWASはナイジェリアで首脳会合。ニジェール周辺へ部隊配備命令。19日ECOWASはクーデター主導者のチアニ将軍と面会。軍政は3年以内に民政移管する方針を主張。
・23日インドが無人探査機の月面着陸に成功。世界で4ヶ国目。
・30日ガボン、国軍がTVで「政権を掌握した」と発表。大統領を拘束。

おもなできごと 23年7月

・7日在日米軍オスプレイMV22の飛行高度を500フィート(150m)から200フィート(60m)に引き下げる決定。市街地上空では適用しないとしている。
・11-12日リトアニアNATO首脳会議。岸田首相が出席。ゼレンスキー大統領との会見はキャンセルとなった。
・12日北朝鮮ICBM火星18を平壌近郊から発射。ロフテッド軌道日本海に落下。
・14日秋田県能代JAXAの実験場でイプシロンSのモーターが実験中に爆発。
・16日岩波書店総合誌「世界」のTwitterが8月号「安倍政治の決算」発売日に凍結。老舗出版社の雑誌アカウントの凍結は異例。
・22日陸上自衛隊木更津駐屯地オスプレイ14機が当面の飛行停止を決定。21日に出た昨年6月のアメリカでの海兵隊オスプレイ墜落(5人死亡)の調査報告で部品劣化の指摘を受け。2月の報告時には停止せず。
・25日自民党の党内会合で防衛財源の確保について萩生田政調会長が「NTTを売却し、完全民営化も検討」と発言。
・26日日米が世界遺産登録されて2年目となる沖縄本島北部について、米軍北部演習場の環境保全環境省と連携していくことを確認。
・28日防衛白書発表。中国の軍備増強について「これまでにない最大の戦略的な挑戦」として、中台軍事バランスは「急速に中国に有利」と分析。「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境」とまとめる。
 
・13日朝鮮半島上空で米韓空軍演習。
・16日日本海で日米韓海軍の合同演習。
・18日韓国・ソウルで米韓の核戦力運用協議の初会合。ユン大統領が出席し「核を基盤とする韓米同盟による拡大抑止」を打ち出し、「北朝鮮による韓国に対するいかなる核攻撃も、速やかで圧倒的、決定的な対応」を取ると文書を発表した。同日、1980年代以来となる米原子力潜水艦(攻撃型原潜アナポリス)が釜山に入港。北朝鮮は「我々の核使用の条件」と批判。原潜は24日済州島に入港。
・18日韓国・北朝鮮軍事境界線板門店の見学ツアーで米国人観光客1人が無許可で越境。北朝鮮側が身柄を拘束。米陸軍二等兵であると発表。
・19日北朝鮮順安から短距離弾道ミサイル2発を発射。釜山を想定か。
20日軽井沢で日米韓防衛担当の定例協議。
・22日北朝鮮黄海に向けて戦略巡航ミサイル2発を発射。
・24日北朝鮮弾道ミサイル一発を日本海に発射。日本のEEZ外に落下。
・27日朝鮮戦争休戦70周年。北朝鮮で中国・李鴻忠政治局員、ロシア・ショイグ国防相を招いての軍事パレード。ショイグ氏は26日の武装装備展示会にも金主席と同行。
 
・3日ウクライナ西部ザポリージャ州ロボティスでロシア軍の塹壕ウクライナ軍が占拠。
・3日北東部スーミ州スーミでアパートにドローン攻撃。3人以上が死亡。
・4日ウクライナが「ロシア軍がザポリージャ原発の屋根に爆発物のようなものを仕掛けた」ことを確認したと発表。在駐しているIAEAは5日に「内部に爆発物は確認できない。屋根について引き続き調査」と発表。
・6日西部リビウにミサイル攻撃。5人以上が死亡。ロシアから600km離れ、ポーランド国境まで60kmのリビウは避難拠点になっている。
・6~7日ゼレンスキー大統領が、ブルガリアチェコ、トルコ歴訪。トルコと食糧輸出を協議。8日ロシアとの捕虜交換でトルコに留められていたアゾフ大隊の兵士5人がウクライナに帰国。
・7日アメリカがウクライナクラスター弾供与を決定。クラスター弾禁止条約は100ヶ国以上が締約しているが、アメリカ・ロシア・ウクライナは締約国ではない。20日アメリカがウクライナ軍がクラスター弾の使用を開始したと発表。22日ザポリージャ州でウクライナ軍のクラスター弾でロシア人記者が負傷。ロシアのクラスター弾でドイツ人カメラマンが負傷。24日ドネツク州でロシアがクラスター弾使用。子どもを含む2人以上が死亡。
・10日ザポリージャ州で学校などに攻撃。4人以上が死亡。
・10日先月24日のワグネルの反乱について、29日にプーチン大統領プリゴジン氏が面会し「今後の選択肢を話し合った」とロシアが発表。
・17日クリミア橋にドローン攻撃。2人が死亡。ロシアはウクライナによる「テロ」として、報復を示唆。
・17日ロシアが食糧輸出協定の参加停止。18~20日黒海沿岸のオデーサ、ミコライウなどの港湾にミサイル、ドローンでの攻撃。19日には機雷設置も確認される。21日黒海での拿捕演習、オデーサの穀物倉庫にミサイル攻撃。23日オデーサに19発のミサイル攻撃。大聖堂が被害。1人以上が死亡。
・19日クリミアのロシア支配地域で弾薬庫が爆発。22日ウクライナ軍がクリミアで石油施設と弾薬庫にドローン攻撃。
・21日ロシアの元FSBの極右評論家ギルキン氏がプーチン大統領を批判した罪で逮捕。
・24日ザポリージャ原発に常駐するIAEAが敷地内にロシアが対人地雷を設置したことを確認。
・27日サンクトペテルブルグにアフリカ49ヶ国の代表団を招いてロシア・アフリカ首脳会議。ロシアは「欧米の妨害によって届いていない」とする複数の国に対し穀物の無償提供を約束。28日プーチン大統領が「軍事協力拡大」を演説で明言。
・27日ザポリージャ州ロボティス村をウクライナが奪還。30日と8月1日にはモスクワにドローン攻撃。
・31日ウクライナ中部のゼレンスキー大統領の故郷であるクリビーリフにロシアがミサイル攻撃。民間住宅や大学を破壊、6人以上が死亡。南部ヘルソンでは砲撃で4人以上が死亡。
 
・3~5日パレスチナヨルダン川西岸ジェニンでイスラエル軍がこの20年で最大規模の「テロ掃討作戦」。5日の撤退までにパレスチナ人13人を殺害。
・7日スイスでスイス、オーストリア、ドイツの国防相会合。防空システムの共同調達に調印。
・13日ドイツが「対中戦略外交指針」を初策定。中国経済への依存リスクを減らすとしている。
・21日ミャンマー国軍が首都ネピドーに建立した高さ19mの大仏を公開。31日軍は非常事態宣言を6ヵ月の延長決定。延長は4回目。8月1日2021年から拘束されているアウン・サン・スーチー氏の6年の減刑恩赦決定。残りの刑期は27年となる。
・24~29日台湾全土で「台湾有事」を想定した軍民の訓練。軍は実弾演習。民用空港での演習は初。
・26日ニジェールで軍がクーデター宣言。親欧派とされるバズム大統領を拘束。
 

おもなできごと 23年6月

・1日米オースティン国防長官が来日、浜田防衛相と会談し、北朝鮮の「偵察衛星」への懸念を共有。日米韓の連携強化を確認。
・2日シンガポールでアジア安全保障会議シャングリラ・ダイアローグ開幕。米中国防相は公式会談を見送り。3日日米韓防相三者会談。昨年11月から2ヶ国で運用していたレーダー情報を3ヶ国での運用に拡大。
・6日来年度からの国連安保理非常任理事国に韓国が選定される。
・6~7日中国・ロシアの爆撃機が日本領空を共同飛行。6日は中国2機、ロシア2機が東シナ海から日本海を往復。7日は沖縄本島宮古島間を爆撃機4機と戦闘機18機が飛行。過去最多。
・14日岐阜・陸上自衛隊日野基本射撃場で18歳の候補生が訓練前に84式自動小銃に弾丸を装填し、指導役の隊員ら2名を射殺。警察の調べに「銃を持ち出したかった」と語ったとされる。
・15日東京・横田米軍基地で避難指示をともなうアラートが発令。前後して在韓米軍がチャーターしたアセアナ機が横田に緊急着陸か。詳細は発表されず。
・15日北朝鮮順安から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射。
・16日参議院で自民・公明の賛成で、防衛財源法が可決。所得税に付加するほか、東日本大震災の「復興特別所得税」をあてる。
20日バイデン大統領がカリフォルニア州での支持者集会で、日本の防衛費増額とウクライナ支援供出は「岸田首相に3回会って説得した」と発言。日本政府は否定。
・22日伊豆大島沖で海上自衛隊海上保安庁が初の共同実動訓練。
・23日沖縄「慰霊の日」追悼式に出席した岸田首相は今回も辺野古移設については語らず。
 
・5月26日マリウーポリのアゾフスターリ精鉄所、26日と6月2日にアゾフ海港湾都市ベルジャンスクで爆発。ウクライナ側はHIMARSの射程外であるとして攻撃を認めていない。
・4~5日ドネツク州とザポリージャ州でウクライナ軍が反攻か。ロシアがウクライナの6機動大隊が進軍したところを攻撃し、300人を殺害したと発表。ウクライナは否定。
・6日ロシア占領地域ヘルソン州のノバカホウカでカホウカ・ダムが決壊。80集落以上が水没。1.6万人が避難。地雷の流出、渇水のほか、ザポリージャ原発の冷却水供給の問題も。ロシア、ウクライナ双方が相手の攻撃を主張。ダムの攻撃はジュネーブ条約で禁止されている。
・9日プーチン大統領ベラルーシ・ルカシェンコ大統領がロシア・ソチで会談。ベラルーシへの戦術核配備は計画通り7月7~8日に貯蔵施設の整備を進める方針。核搭載可能なイスカンデル・ミサイルは配備済み。
・13~14日ウクライナ南部、北東部などにミサイル攻撃、13人以上が死亡。中南部では25人が死亡。ドネツク州南部ザポリージャウクライナが反転攻勢、7集落を奪還と発表。
・22日クリミア半島北部のチョンハル橋がミサイルで破壊される。ウクライナ軍の攻撃か。
・23日ロシア軍の前線にたっている民間軍事会社ワグネルがウクライナから反転し、モスクワに向けて進軍。代表のプリゴジン氏は「プーチン大統領の周囲の軍幹部の悪事を止める」としている。モスクワから300kmの南部ロストフのロストフ・ナ・ドヌーを占領。ヘリ3機軍用機1機を撃墜。24日ベラルーシのルカシェンコ大統領の説得により、ワグネルは撤収。プリゴジン氏はベラルーシに出国したとみられる。
・27日アメリカがワグネル関連の4社に経済制裁
・28日ウクライナドネツククラマトルスクの飲食店にミサイル着弾。10人以上が死亡。
 
・18日アメリカ・ブリンケン国務長官が訪中、19日王毅政治局員と3時間の会談。「台湾独立を支持していない」「中国に対して経済的封じ込めはしていない」と説明。同日、習主席と30分の会談。
・22日中国の李強首相兼外相が訪仏、マクロン大統領と関係強化で一致。
・22日インド・モディ首相が訪米し、戦闘機エンジンの共同開発、無人機の購入などで合意。ロシア・中国と並行してアメリカからの武器調達を増加させる方針か。
 
・6日在サウジアラビア・イラン大使館が2016年以来再開。
・14日パレスチナ自治政府のアッパス議長が6年ぶりに北京訪問、習主席と会談。「イスラエルパレスチナの和平協議に役割を示す」ことに期待。
・14日ギリシア沖で400人以上を乗せた難民船が沈没。79人以上が死亡。
・14日UNHCRが5月末時点での世界の難民が過去最多の1億1000万人であると発表。
・15日イラン・ライシ首相がキューバ訪問。ディアスカルネル大統領と会談。ベネズエラニカラグアと巡訪。
20日パレスチナ・ヨルダン西岸地区のユダヤ人入植地付近でパレスチナ人が発砲。4人が死亡。犯人の一人が射殺。
・27日フランス・パリ郊外アンテールで警察が17歳の黒人少年を射殺。28日から全土でデモが激化。7月2日にはライレローズ市で市長宅に車が突入し、放火。

おもなできごと23年4月

・2日ロシア・サンクトペテルブルグのカフェでイベント中の軍事ブロガー・タタルスキー氏に女性が渡したプレゼントの胸像が爆発し、タタルスキー氏は死亡。女性は逃亡。反政府活動家ナワリヌイ氏の支持者だとされる。
・5~6日フランスのマクロン大統領とファンデアライエンEU委員長が訪中し、習主席と会談。ロシアのウクライナ侵攻について「中国は世界で唯一根本的な影響を与えられる」とした。
・5日中国海軍の空母山東を中心とした空母群がバシー海峡から台湾南東沖を通過。8~10日台湾海峡では初となる軍事演習。
・5日東エルサレムのアルアクサ・モスクに「立てこもり」したアラブ人に対し、イスラエル治安部隊が突入し、拘束。6日レバノンからイスラエルに対しロケット弾。7日イスラエル軍がガザを空爆。7日イスラエル・テルアビブで観光客の列に車が暴走。イタリア人観光客が死亡。パレスチナヨルダン川西岸で銃撃。2人が死亡。8日シリアからイスラエルに対しロケット弾6発が発射。
・6日衆議院で防衛費の14.6兆円を新規に必要とする財源確保法案が提出。
・6日陸上自衛隊熊本・高遊原分屯地所属のヘリコプターUH60JAが宮古島沖で墜落。10人が搭乗。13日宮古島西側で沈没したヘリを発見。
・6日米NYTが米軍からウクライナの軍事機密が漏洩したと報道。21歳の兵士がゲーム仲間とのチャットで3月にデータを流したものが4月5日からテレグラム、Twitter4ChanなどのSNSに流出し、誰でも見られる状態に。
・7日韓国と北朝鮮の定時連絡に北が応じなくなる。
・8日宮古島下地島空港に米軍の戦闘機2機が緊急着陸
・8日サウジアラビアとイエメンのフーシの和平交渉で定められた捕虜交換が開始。9~13日の和平交渉で、14日から3日間で887人の捕虜交換が決定。
・9日NSCの9大臣会合で、フィリピン、マレーシア、バングラデシュ、フィジーなどの「同志国」に防衛装備を提供するOSA(政府安全保障能力強化支援)を決定。
・10日東京で日中高級事務レベル海洋協議。
・11日ミャンマー国軍が北西部ザガイン管区で民主派の集会を空爆。当初発表で死者50人以上。
・11日アメリカ・フィリピンの合同定例演習バリカタン南シナ海ではじまる。過去最大級の17600人が参加。
・13日北朝鮮ICBMを発射。7:22に発射され、7:55に北海道に着弾とJアラートが発出。EEZ外に落下。
・15日国連がスーダン国軍と対立する「即応支援部隊(RSF)」の戦闘激化によりこれまで民間人が97人死亡と発表。RSFは大統領府・空港を制圧したものとみられる。隣国チャドに1~2万人が避難。
・15日岸田首相が和歌山市の漁港を衆議院議員補選の応援演説のため訪問中、男が金属の筒を投げつけ、爆発。漁師らに取り押さえられ現行犯逮捕。SPが聴衆の方向に筒を押し出した。犯人は選挙制度に疑問を持ち、24歳で自民党から参議員選挙に出馬しようとして拒否されている。SNSでは世襲や地盤についての批判も。
・17~28日韓国・光州で米韓大規模合同訓練。ステルス戦闘機110機ほか、1400人規模。
・19日北朝鮮が衛星発射準備を発表。22日防衛相が「日本に落下したとき」の破壊措置命令を発出(3度目)。PAC3、イージスなどを南西諸島に配備する計画。
20日ロシア南部ベルゴロドで飛行中のロシア軍戦闘機Su34が弾薬落下。市街地に損傷を与える。
・21、22日スーダン在留邦人救出のため、航空自衛隊の輸送機C130、C2、空中給油輸送機KC767がジブチに向けて出発。24日陸路でポートスーダンまで移動した脱出希望者45人の移送に成功。ほか、13人がフランス、韓国、トルコ、赤十字の救援機で脱出。脱出を希望しないと確認されている邦人は1名。米英などは大使館員の脱出には成功したが、民間人の救出は停滞している。フランスは陸路で戦闘に遭遇したため中断したケースも。
・21日ロシア検察庁が北方諸島の日本帰属を訴える「千島歯舞諸島居住者連盟」を「好ましくない組織」に指定。日本の団体が指定されるのは初。
・22日多治見市市長選挙で街頭演説中の野党新人候補が、極右団体の男から「しゃべるな」と首をしめられる。候補者は23日に当選。
・24日フロリダ州知事で共和党から大統領選に出馬を表明しているデサンティス氏が来日し、岸田首相と面会し、日本の安全保障政策を評価。反LGBT、中絶禁止など極右として知られる。
・25日ロシア外相ラブロフ氏がニューヨークの国連本部で1時間超の記者会見。戦争におけるロシアの正当性を述べ、穀物輸出の停滞は欧米の制裁のせいと主張。またスーダンのRSFにロシアが武器供与、民間軍事組織ワグネルを雇っているという批判に対し「ワグネルは民間団体なので使う権利がある」としている。
・26日韓国のユン大統領が国賓待遇で訪米し、バイデン大統領と会談。70周年の米韓同盟は強化されていると評価。韓国が核保有をしないことを確認する核拡大抑止で合意し、1980年代以来となる、米軍の核搭載可能な戦略原子力潜水艦の寄港を決定。27日米議会で演説し「日米韓安全保障を加速させる必要」を訴える。
・26日外務省が、昨年秋ミャンマー国軍が日本からODAで購入した船を武器や兵士の輸送といった軍事目的で使用したと確認。
・26日日本初の民間プロジェクトによるISPACEの月面着陸が失敗。月面に衝突か。
・26日中国・習主席がゼレンスキー大統領と侵攻後初となる電話会談。
・28日ロシアがウクライナ全土にミサイル攻撃。キーウへの攻撃は40日ぶり。死者数は当初発表で25人。ウマニ市にはイスラエルの唯一の国外聖地が存在する。

おもなできごと 23年3月

・7日種子島宇宙センターJAXAが先月中止したH3ロケットを再度発射し、失敗。2段目ブースターに着火せず、遠隔爆破。搭載していた地球観測衛星だいち3号を失う。
・7日京都の私立高校2年生が昨年10月の沖縄戦基地問題を学ぶ沖縄フィールドワークで、米軍キャンプ瑞慶覧でエアガンを使った射撃訓練を体験していたことが発覚。
・15日当選以来欠席を続けているNHK党ガーシー参議院議員が除名。自民党世耕参議院幹事長は事前の議員総会で「改憲の予行演習のつもりで」と発言。
・15日から3日間の日程で千葉・幕張メッセで武器見本市DSEiジャパンが4年ぶり2度目の開催。65ヶ国250社が参加。
・16日陸上自衛隊石垣島駐屯地が開設。12式地対艦長距離誘導ミサイルを配備するミサイル部隊が置かれる。18日に弾薬搬入。
20日岸田首相がインド訪問。インド太平洋諸国に2030年までに9兆8000億円の支援を約束。
・21日岸田首相がウクライナ・キーウ訪問、ゼレンスキー大統領と会談。4.7億ドル(620億円)と殺傷能力のない装備品の支援を約束。極秘訪問とされるが、ポーランドの鉄道駅から日本のテレビカメラが中継し、現地では自民党議員らに電話をかけていた。
・27日外務省がアステラス製薬の社員が中国でスパイ活動容疑で拘束されたと発表。
 
・6日韓国政府が徴用工問題への「最終解決策」を発表。日本企業に賠償を求めず、韓国の財団が賠償金を支払う。16日元徴用工団体が三菱重工の債権取立てをソウル中央地裁に提訴。
・16日韓国イン大統領が来日。岸田首相との会談で停止していたGSOMIA再開や半導体輸出規制解除を決定。
 
・1日アメリカ議会が台湾へF16など6億ドルの兵器売却を承認。
・3日米韓空軍が朝鮮半島近海で合同演習。B1B戦略爆撃機、F15戦闘機などが参加。
・13日から11日間の日程で韓国で大規模な米韓野外演習。半島有事を想定したもので「自由の盾」と呼称。
・12日北朝鮮が潜水艦発射型ミサイル2発を発射。
・13日アメリカ、イギリス、オーストラリアのAUKUS会談。オーストラリアへの原潜提供と、米英の寄港で合意。2050年にはオーストラリアが潜水艦の自国生産を目指す。
・14日北朝鮮黄海南道から短距離弾道ミサイル2発を発射。
・16日北朝鮮平壌近郊からICBM火星17を発射。北海道沖のEEZ外に着弾。韓国大統領の訪日中であり、即時発表された。
・19日北朝鮮平安北道から短距離弾道ミサイル一発を発射。模擬核弾頭を搭載か。
20日米韓合同の上陸訓練「双龍」が開始。28日には原子力空母ニミッツが釜山に入港。
・22日北朝鮮日本海に向けて巡航ミサイルを発射。
・23日北朝鮮平壌近郊から短距離弾道ミサイル2発を発射。
・24日北朝鮮が21~23日にかけて「核無人水中攻撃艇」からの「核魚雷」の発射実験を行ったと発表。放射能津波で港湾破壊が可能としている。
・26日台湾がホンジュラスと断交。蔡政権で9ヶ国目。
 
・2日インドG20外相サミットにロシアのラブロフ外相が参加し「ロシアは孤立していない」と会見。共同声明は見送り。
・2日ウクライナ東部バフムートに軍事会社ワグネルを主体としたロシア軍が進撃。ゼレンスキー大統領は「もっとも状況が厳しい」とコメント。
・3日ベラルーシノーベル平和賞を受賞したアレシ・ビャリャツキ氏が「騒乱への資金援助」の罪状で10年の禁固刑に。
・9日ウクライナ全土でミサイル攻撃、キーウ、ハルキウなどで電力施設が狙われる。東部ザポリージャ原子力発電所では外部電源が喪失。
・14日黒海上空でロシアのスホイ27戦闘機がアメリカのドローンに追突して破壊。
・17日ICCウクライナからの156221人の子ども連れ去りで、プーチン大統領とリボロベロワ全権代表に逮捕状。
・19日プーチン大統領ウクライナでロシア軍が占領しているマリウポリを電撃訪問。
20日中国・習主席がモスクワ訪問。プーチン大統領との共同声明では国外への戦術核の配備中止を表明。25日ロシアがベラルーシに戦術核の配備で合意。軍用機10機と短距離ミサイルイスカンデルを配備し、管理権はロシアが持つ。
20日イギリスがウクライナに戦車チャレンジャー2の砲弾として、劣化ウラン弾の提供を表明。
・22日キーウの学校寮ほかドローン攻撃。9人以上が死亡。中西部、ザポリージャなどでエネルギー施設を中心とした砲撃。
・28日ロシア、ウラジオストック沖で艦載ミサイルの発射訓練。
・30日ロシアFSBが米ウォールストリートジャーナルの記者をスパイ容疑で拘束。海外記者の拘束ははじめて。
・30日フィンランドNATOに加盟決定。
 
・10日北京で中国の仲介によりイランとサウジアラビアが外交正常化で合意。2016年から断交していた。
・15~19日オマーン湾で中国・ロシア・イランが軍事演習。3回目。
・23~24日シリア北部の米軍基地にドローン攻撃。現地の請け負い業者1名が死亡。
・28日ミャンマーで国軍の政党登録法改定により、NLD等が政党要件を失う。
・30日アメリカ・トランプ前大統領がニューヨーク州陪審により起訴。大統領選において過去の不倫相手に口止め料を払った件とされる。

おもなできごと 23年2月

・1日陸自立川駐屯地木更津駐屯地配備のオスプレイが初飛来。今後定期的な訓練を予定。
・7日三菱重工が決算で国産旅客機スペースジェットの開発断念を決定。
・9日フィリピンのマルコス大統領が来日。安全保障の連携を確認し、共同軍事演習の手続きの簡素化を進める。岸田首相は来年3月までに6000億円の支援を約束。
・10日政府は「防衛装備品生産強化」案の検討を開始。特定秘密に加えて「装備品等秘密」を設定し、社員などが漏洩したら罰則。防衛装備品産業の企業が事業継続困難となった場合は国が施設を買い取ることができるようにする。原材料調達・輸入に関して資料提出を要求できる。
・14日防衛省はトマホークミサイルを23年度一括購入、最大500発と発表。またアメリカの気球撃墜を受け、2019年から21年に日本上空に飛来した気球は中国のものだと「強く推定」。ミサイルでの撃墜を可能にできるよう要件見直しを検討開始。16日自衛隊法84条「正当防衛・緊急避難」の解釈変更で武器使用可に。
広島市の小中学生向け平和教材「ひろしま平和ノート」が改訂。「はだしのゲン」が不採用に。
・17日種子島宇宙センターJAXAが新型H3ロケット初号機のブースターに着火せず「中止」に。
・18日~3月12日の日程で日米合同演習アイアンフィスト開始。大分県陸上自衛隊日出生台演習場で離島奪還訓練を報道公開。
20日渡辺秀史日本ミャンマー協会長と、同協会顧問の麻生元総理にミャンマー軍が勲章と名誉称号を授与。、
・27日衆議院予算委員会で岸田首相がこれまで回答できないとしていたトマホークの購入予定を400発と回答。
 
・2日アメリカ・オースティン国防長官がフィリピンを訪問、国防相、マルコス大統領らと会談し、対中防衛協力の強化で合意。
・2日アメリカ国防総省が監視気球の領空侵入を発表。中国から飛来したとして、3日のブリンケン国務長官の訪中を延期。4日撃墜。中国側は民間のものが誤って飛行しているとしている。10日アラスカでも気球発見。11日カナダ上空で撃墜。13日中国はアメリカは22年に10回以上気球を中国に侵入させていると発表。14日国防省は4つのうちあとの3つは無害の可能性が高いと発表。15日最初のものも「意図的でなく進路をはずれた可能性」と発表。18日ミュンヘンでブリンケン国務長官王毅政務局長が会談。
・8日北朝鮮平壌で軍創設75周年の軍事パレード。固体燃料型ICBMも披露。
・18日北朝鮮平壌付近からICBM火星15を発射、日本のEEZ内に落下。
・19日日本海上で日米合同演習。F15戦闘機、B1B戦略爆撃機などが参加。
20日北朝鮮平安南道から短距離弾道ミサイル2発を発射。「戦術核手段」と公表。
20日台湾野党国民党の副主席が中国訪問を報告。北京・上海ほか主要都市の共産党トップと会談。
・22日南アフリカで中国・ロシアとの三国海軍演習。2019年以来3度目。
 
・3日EUフォンデアライアン欧州委員長とミシェル首脳会議常任議長がキーウ訪問。ゼレンスキー大統領はEU早期加盟を訴えるも、EU側は難色。軍事訓練支援の増強を約束。
・8日ウクライナのゼレンスキー大統領が訪英。開戦以来2回目の出国。9日ベルギー・ブリュッセルEU首脳会議に参加。「加盟への道は長く険しい」と評価される。
・10日ウクライナ全土に黒海艦隊などからミサイル攻撃。
・17日ミュンヘン安全保障会議開始。ゼレンスキー大統領はビデオ参加。
・17日イギリスの在ドイツ大使館警備員が親ロシアのスパイ活動で裁判にかけられる。
20日バイデン大統領がキーウ訪問。5億ドルの支援を約束。21日ポーランドワルシャワで演説。
・21日ロシア・プーチン大統領が年次教書演説。アメリカとの核軍縮STARTの停止を発表。ウクライナは「歴史的領土であり、祖国防衛戦争である」として、従来の国内のロシア系住民の保護などの理由から転換。
・22日国連緊急特別会合。ロシアの無条件撤退を議案に。23日投票結果は141ヶ国賛成。反対はベラルーシ北朝鮮エリトリア、マリ、ニカラグア、ロシア、シリア。ロシアとの安全保障同盟国であるアルメニアキルギスカザフスタンなどは棄権。
・24日中国がロシア-ウクライナ戦争に対する「中国の立場」文書を発表。対話と停戦に向けて建設的な役割を果たしたいとし、ロシアの核攻撃、原発に対する攻撃に反対。国際社会によるロシアへの「一方的な制裁」には反対するとした。24日ゼレンスキー大統領が「今後我々の側に立つと信じている」とコメント。3月1日ベラルーシのルカシェンコ大統領が訪中、文書への支持を表明。
 
・2日ミャンマー戒厳令を7都市から37郡区に拡大。
・6日トルコ・シリアの国境でマグニチュード7.2の巨大地震。13日国連がトルコ-シリアの越境地点を1ヶ所から3ヶ所に拡大。14日シリアと断交中のサウジアラビアが食糧など支援。16日シリア北西部でアサド政権軍と反体制派が衝突。21日イスラエルがシリアのダマスカスを空爆。5人以上が死亡。
・26日ヨルダンでイスラエルパレスチナの治安当局者が会談。アメリカ、エジプトが同席。イスラエルに対し、入植地拡大を四ヶ月停止を求めたが、イスラエル側は「凍結はない」と拒否。
・26日イタリア・イオニア海で250人以上が乗る難民船が沈没。62人以上が死亡。

おもなできごと 23年1月

[日本]
・1日日本が国連安保理非常任理事国に。任期は2年。
・4日伊勢神宮で岸田首相参拝直前に爆竹が破裂。
・6日岸田首相とゼレンスキー大統領が電話会談。ゼレンスキー大統領はウクライナ訪問を提案。
・7日成田空港から福岡行きの旅客機に爆破テロ予告。離陸を停止せず、途中で中部空港に緊急着陸。2日にも成田-台湾便にテロ予告があったことが11日に発表される。どちらも英語で、発信地はドイツ。
・10日山口県沖の瀬戸内海で海上自衛隊護衛艦いなづまが座礁し、航行不能に。
・9~14日岸田総理がフランス、イタリア、イギリス、カナダ、アメリカに外遊。イギリスで自衛隊と英軍の「円滑化協定」を結ぶ。オーストラリアに次いで二カ国目。イギリス外務省からは「英軍が駐留可能に」と発表。
・12日馬毛島の米軍訓練基地の本体工事に着手。
・13日岸田首相が訪米、バイデン大統領に防衛方針の転換を説明。共同会見なし、声明には「核なき世界」は盛り込まれず。2プラス2では宇宙開発について従来個別に協定を結んでいたものが不要となる枠組み協定に変更。宇宙・原子力エネルギーについて協働事業を深化させるとした。月面着陸計画・アルテミス計画にも日本が参加。
・16~26日航自衛隊百里基地で日本とインドが合同演習。インドからはロシア製戦闘機スホイ30が参加。実戦を想定した訓練を実施。
・23日通常国会開会。岸田首相は施政方針演説で防衛力の抜本的強化を「歴史の分岐点」として評価。
・31日国連人権部会の「普遍的・定期的レビュー」で日本について審議。4年半に一度各国を対象とするもの。入管、死刑制度、ヘイトスピーチ技能実習制度などへの懸念が挙げられた。韓国からは在日差別と慰安婦問題への取り組みが指摘される。
 
[東アジア]
・1日北朝鮮平壌付近から短距離弾道ミサイル1発を発射。23年度の国防戦略を公表。圧倒的軍事力の保有をあげ、内容には戦術核の量産、ICBM開発が含まれる。
・2日中国海軍「遼寧」ほか6隻の空母軍が沖縄・宮古島海域を北上。昨年12月16日に同コースを南下し、太平洋上で艦載機発着訓練などを行って帰港したもの。
・8~9日中国の軍用機57機、艦船4隻が台湾海峡付近で大規模演習。5日にアメリカのミサイル駆逐艦が通過したことへの対抗としている。
・17日中国国家統計局が61年ぶりの人口減少を発表。85万人が減少し14億1175万人に。
・24日アメリカ・ポンペイオ前国務長官回顧録を出版。北朝鮮・金委員長と会談した折りには「中国の影響力拡大を抑えるため、韓国(南朝鮮)に米軍は必要」と語り、「中国人はウソつき」「半島をチベットウイグルのように扱うつもりだ」と発言したとされる。
 
[ロシア/ウクライナ]
・1日ウクライナ東部のロシア支配地区ドネツクでロシア軍の兵舎がHIMARSミサイルによって攻撃、兵士89名以上が死亡。ロシア国内で軍を非難する声が高まる。
・4日フランスがウクライナに軽戦車供与を表明。ヨーロッパからの大型兵器供与は初。5日アメリカ、ドイツが戦車とパトリオット・ミサイルシステムを供与。
・6日プーチン大統領が8日までのクリスマス停戦を表明。ゼレンスキー大統領は不信。期間中もヘルソン、ドネツク、ルガンスクなどでミサイルや砲撃が続く。
・11日ウクライナ東部バフムート近郊の要衝ソレダルをロシアが制圧したと民間軍事会社ワグネルが発表。ウクライナは否定。13日にロシア当局も制圧を発表。25日ウクライナがソレダル撤退を発表。
・11日ポーランドウクライナレオパルト2戦車の供与を発表。生産国であるドイツの認可が必要。
・11日ロシア軍のウクライナ軍事作戦総司令部からスロビキン司令官が更迭、ゲラシモフ司令官が任命。
・14日ウクライナ全土、キーウなどにミサイル攻撃と空爆。ドニプロでは団地が全壊し25人以上が死亡。
・14日イギリスがウクライナに戦車14台と自走砲を供与、訓練を提供することを発表。
・18日キーウ近郊でウクライナ非常事態省のヘリコプターが墜落。内務大臣ら9人が死亡。事故の可能性が高いとされる。
20日ドイツ・ラムシュテイン米空軍基地で50ヶ国がウクライナに関する協議。ドイツがレオパルド2の提供を認可。25日ドイツがレオパルド2を14両提供を決定。ヨーロッパ全体で2000台が保有されており、ウクライナは300台を要求しているが、合計100両程度提供の見通し。アメリカは戦車エイブラムス31両の提供を決定。30日フランス、オーストラリアが砲弾の共同生産を発表。
・26日ウクライナ全土にミサイル70発が発射され、11人以上が死亡。
・30日NATO事務局長が韓国訪問。ウクライナへの直接軍事支援を促す。
・31日ヒューマンライツウォッチが昨年9~10月の現地調査でウクライナが数千個の対人地雷を設置したことを確認したと報告。対人地雷はオタワ条約で禁止されている。ウクライナ側は「終戦までコメントできない」としている。
 
・5日国連安保理イスラエルのネタニヤフ新政権の閣僚が東エルサレムの「神殿の丘」を訪問したことについての議論。アメリカ・ロシア・日本も含め、各国が「一方的な行為」と懸念を表明。
・8日ブラジルで選挙の敗北を認めないボルソナーロ前大統領の支持者が議会・大統領府・最高裁に乱入。1500人が逮捕。
・9日アメリカ・バイデン大統領の自宅から昨年機密文書が見つかっていたことが公表される。副大統領時のもの。
・11日アフガニスタン・カブールで外務省近くで自爆テロ。ISが犯行声明。
・21日スウェーデンストックホルムのトルコ大使館前のデモで極右政治家がコーランを燃やす。トルコが抗議。スウェーデンNATO加盟のためトルコ訪問を目前に控えていたが、延期に。
・25日META社がトランプ前大統領のFACEBOOKとインスタグラムのアカウントの凍結解除。28日トランプ氏がニューハンプシャーサウスカロライナ州共和党集会に登壇。
・26日イスラエルパレスチナヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプで「対テロ作戦」を実施し、高齢女性を含む9人以上を殺害。27日エルサレムパレスチナ人の男が銃乱射。7人以上が死亡。
・29日イラン・イスファハンで軍需工場にドローン3機が飛来し、爆発。イスラエル軍はノーコメントだがメディアがモサドが関与と報道。
・30日パキスタンペシャワールのモスクで自爆テロ、100人以上が死亡。