2022年4月
・2日中部ドニプロ(旧表記ドニエプロ)にロシアがミサイル攻撃。
・5日ゼレンスキー大統領が国連安保理でオンライン演説。国際社会からの支援強化を求め「国連を解体する覚悟はあるか」と語った。
・7日国連総会がロシアを人権委員会の理事国資格停止。
・8日チェコがウクライナに旧ソ連製戦車T72五両を提供。スロバキアは旧ソ連製地対空ミサイルS300を提供。ウクライナ軍が西側の装備よりも旧ソ連の兵器が扱いやすいため。チェコにはアメリカから代替としてパトリオットミサイルが供与される。ヨーロッパからの武器供与の輸送は親ロシアのハンガリーが経由を拒否している。
・11日ゼレンスキー大統領が韓国国会でオンライン演説。朝鮮戦争を例示。
・12日アメリカ・バイデン大統領が演説でロシアの行為を「ジェノサイド」と初めて表現。
・12日プーチン大統領が侵攻後の初会見。「当初の目的を完全に達成する」「最終的合意ができるまで」作戦を続行すると発表。
・13日国際戦犯裁判所ICCがブチャとポロシェンカ入り。
・13日北東部スーミ州でロシア軍撤退後に民間人の遺体100人超が発見される。
・15日ロシア軍がキーウへの攻撃拡大。停戦協議で縮小を約束していたが「報復」としている。
・15、16日ロシアがキーウに対しミサイル攻撃。16日には西部リビウにもミサイル。ウクライナ軍防空部隊が迎撃。
・21日ロシアがマリウポリを「解放」したと発表。市内には10万人が取り残され、アゾフスターリ製鉄所の地下には市民1000人超が避難している。22日には周辺で集団埋葬地が見つかる。30日アゾフスターリから避難がはじまる。
・22日南部オデーサにミサイル攻撃。5人が死亡。
・26日中国のドローン世界最大手企業DJI社がロシアとウクライナでの事業停止。中国系がロシアで事業停止を決めたのは初めて。ロシアが民生品ドローンをミサイル誘導に使用しているため。
・28日グテーレス総長がキーウを訪問。滞在中にロシア軍のミサイル5発が市内に着弾。ロシアは「ロケット工場を破壊した」としている。
[国内]
・1日衆議院本会議でロシア非難決議。れいわ以外の全員が賛成し、可決。
教科書改訂
・2日岸田首相がポーランドと電話会談。現在COVID-19の水際対策で5000人に制限している入国者の枠とは別に、避難民を受け入れることを伝える。ウクライナからポーランドには67万5000人が避難している。
・2日東京・国立市の施設で、昨年右翼の妨害で中止となった「表現の不自由展」が開催。
・7日COVID-19ワクチンは「殺人」として反対するQアノン系団体「神真都Q」が渋谷区内の接種会場に乱入。4人が建造物侵入で逮捕される。
・8日警察庁が「国際テロリスト要覧2021」からウクライナの民兵組織アゾフを「ネオナチ」とした表記を削除。1日にロシア大使館が「アゾフがネオナチであることは日本の公安も認めている」とSNSで発信していた。
・11日自民党・安全保障調査会が「敵基地攻撃能力」を「自衛反撃能力」などに言い換えられないか検討をはじめる。
・12日イタリア国防相が来日、岸防衛相と会談し、防衛協力の強化を確認。
・20年11月4日長崎県・米海軍横瀬貯油所で行われた陸上自衛隊と海軍佐世保基地の共同基地警備訓練「ガード・アンド・プロテクト2020」で、基地に入ろうとする抗議者2名を自衛官が銃で制圧する訓練をしていたことが判明。抗議者役の隊員は非武装でプラカードを持っていた。
・自民党・安全保障調査会が昨年10月の衆院選公約「防衛費をGDPの2%に」を5年を目処に、と年限を設定。「敵基地攻撃能力」は「反撃能力」と名称を変え、敵の第一撃より先に、基地だけでなく指揮統制機能も含め攻撃対象にすることを検討。
・8~17日日本近海で日米共同訓練。23日には林外相と米大使が空母艦載機の離着陸訓練を視察。
・2日イエメンでサウジらの有志連合とフーシが2ヵ月の停戦に入る。
・3日ハンガリー総選挙。右派の与党フィデスが圧勝し、オルバン首相が5期目に。
・3日セルビア大統領選挙。親ロシアの現職ブチッチ氏が再選。