今週のおもなできごと(21.3.10-3.27)
・16日新潟県・柏崎刈羽原子力発電所について規制委員会が安全確保の段階を最悪の「赤」と評価。他人のIDカードで構内に入ったことをはじめ、2020年3月以降各設備の15箇所で警備機能が喪失状態にあったとしている。
[米中外交]
・10日韓国外交省が在韓米軍の経費負担は2019年から13.9%増の1兆1833億ウォン(1125億円)でバイデン政権と合意したと発表。トランプ政権時には5倍増を提示され、合意ができず2020年度は据え置きになっていた。
・13日日米豪印防衛閣僚会議で初の共同声明。中国を名指しせず「自由で開かれたインド・太平洋の維持」「威圧によって制約されることのない」とした。
・16日日米2プラス2会合が日本で開かれ、中国を名指しして「海警法について深刻な懸念」を表明。
・16日イギリス外交安全保障の「統合レビュー」を発表。格段頭数を現在の180から260発に増強することを決定。イギリスは冷戦以降軍縮路線だったが、増強に転じた。
・17日ロシアが駐米大使を召還。ナバリヌイ氏暗殺未遂についてバイデン大
・18日ソウルで米韓2プラス2。中国に対する名指しを避けて、海洋安保の懸念を表明。
・18日からアラスカで、米中の外交トップ会合。アメリカ側は「ルールに基づいた国際秩序を強化」として、ウイグル、香港、台湾における中国の行動を批判。中国側は「相互尊重の姿勢を基礎に」と、干渉を受け入れない方針を示した。
・インド政府がこれまで海外からの支援・開発参入を制限してきたアンダマン・ニコバル諸島を開放。日本がJICAを通じて発電設備などに無償資金協力を参画する。中国の海洋ルート「真珠の首飾り」に対抗。
・26日中国軍機20機が台湾の防空識別権に侵入。
・27日ミャンマー国軍記念日。実弾による弾圧が多発し、国内各地で114人が志望。式典にはロシア、中国など8カ国が参加した。
・21日オースティン新国防長官がアフガニスタンを予告なしで訪問、ガニ大統領と会談。バイデン大統領は国内でのテレビ取材に対し「予定していた5月1日までの米軍の完全撤退は厳しい」と話した。