日本は「戦争」すると思いますか?

戦争・軍事と日本の距離をニュースウォッチしています。

今週のおもなできごと(21.8.11-8.31)

・8月11日米情報機関が米軍撤退から90日以内に首都陥落のおそれと発表。バイデン大統領は8月末の撤退スケジュールを変更しないと発言。
・12日タリバーンカンダハルなど全34州都のうち17を制圧。
・15日ガニ大統領がカブールを脱出、タリバーンが勝利宣言。
・16日バイデン大統領は記者会見で「正しい判断だった」。
・17日ガニ政権の第一副大統領サーレ氏が北東部パンジシール州で「暫定大統領」宣言。タリバーンに対抗する集会を連続で開く。
・17日日本大使館の日本人職員全員が他国軍用機で退避。
・18日ガニ大統領はUAEに退避。ビデオ声明で「必ず戻る」。
・18日バイデン大統領は米軍を「米国人(10000~15000人)全員の退避のため留める」と決定。
・トルコが難民を封じるため、イランとの国境に240kmの壁建設をはじめる。
・23日NSCで日本人等の退避のため空自派遣を決定。同日6時間後の18時に入間基地からC2輸送機一機が出発。C130輸送機でピストン輸送し、C2で近隣国へ移送する計画。現地で空港までの移動を支援する計画はない。対象は若干名の日本人の関係組織職員、大使館・JICAのアフガン人スタッフ。アフガン人の家族の範囲や、日本への難民申請は想定せず。
・23日CIA長官がタリバン副指導者らと極秘面会。米国人退避などの調整か。
・24日入間基地からC130輸送機二機が出発。退避者の確認のため、大使館員のアフガニスタン入りが検討される。
・26日空港ゲート付近の米国人待機場所で爆発。米兵13人が死亡。ISの下部組織「ホラサン州」が犯行声明。
・27日岸防衛相が「カブール空港における安全は米軍によって確保されている」と会見。日本人1人がC130で出国。地上での移動で不可能だったため、他の出国希望者は空港に到着できず。米軍が発着枠を打ち切ったため、退避は中止に。のちにアメリカの要請で26日アフガニスタン人14人をパキスタンへ搬送していたことが発表される。
・27日タリバンが市民に銃や武器の供出を命令。
・27日東部ナンガルハル州の住宅地で米軍がドローン攻撃。ISメンバー2人を殺害し、民間人死傷者はなしと発表。
・29日カブールで米軍がドローン空爆。食糧配布の慈善団体職員の車で、駆け寄った子ども7人を含め、10人が死亡。
・30日空港に向けてロケット砲攻撃。ミサイル防衛システムが迎撃。ISが声明。
・30日米軍C17が離陸し、全撤退が完了。01年のアフガニスタン侵攻から21年で2461人の米兵が死亡。8月14日からの米軍主導の国外脱出は79000人となる。同盟国の作戦も含めると123000人。タリバンは「完全な独立を遂げた」と声明。
 
・13日岸防衛相、西村経済再生相が靖国参拝
・23日スウェーデンに本社を置く「ムーミン」のブランド管理会社がDHC商品の追加生産中止を発表。DHC会長のヘイト発言や、スポンサー番組の裁判を受け「いかなる差別も許容しない」とするブランドイメージに合わないとし、「認識が甘かった」と謝罪。
・25日海上保安庁は石垣保安部にヘリ搭載の最大級の大型巡視船「あさづき」を11月に就役させると発表。
・26日米軍普天間基地は発ガン物質を含む消火剤PFOSを含む廃棄物64000リットルを下水に放出。
・28日宮古島駐屯地に地対艦ミサイルなどの弾薬の搬入開始。19年4月に地元説明不充分として一度撤去されて以来。
・31日防衛省が22年度の予算5兆4797億円を概算要求。2.6%増で過去最多。内閣府文科省はデュアルユースの研究予算として90億円を新規に要求。
 
IAEA北朝鮮寧辺の各施設が再稼働している見込みの報告書を発表。今年2~7月に蒸気プラントが動いていることが確認された。